Twitterにおけるマンガのシェア
なんで「恋愛」ないし「ラブコメ」なんだよ、と言われれば、そこには個人的に感じているWEB上の別の流行を追っていくと見えてくるのではないでしょうか?
元々一大主要ジャンルでありますし、昔からかなり強いものではあるのですが――
最近多くのラブコメ的なマンガ、特に少し変化球のものがTwitter上で多く見られるようになったのではないかな、と。あくまでも私の観測する範囲内なのかもしれませんが、強く感じています。
Twitter上で流行しているマンガとして例に挙げられるのは英貴先生の『男子高校生を養うお姉さんの話』と、しろまんた先生の『先輩がうざい後輩の話』という2作。
数字だけで語るのは野暮というものだということは百も承知ながら申し上げるのですがこのふたつは特にいいね・リツイートの伸びが桁ひとつ突出しています。
個人的に眺めていて得ている認識では、女性からの支持が強いと思われる作品がものすごく伸びる、ということですね。
「女性と男性が共に支持できる」というラインにある、ソフトで、かつちょっと変化球ぎみに男女の関係性を描いたものが好まれるといったようなブームがあるような気がしています。
なお「#魔女集会~」タグを好んで「摂取」していた層とけっこうかぶるのではないか、という気がしているのですがこのあたりは深く掘り下げても面白いかもしれませんね。残念ながら当コラムではそこまではできないですが……
Twitter上では毎日のように誰かしらが面白いマンガないし素敵なイラストをあげてくださいます。
企業としてTwitter上でマンガを連載しているのが星海社さん運営の「ツイ4」というアカウントで、定期的に4コママンガをツイートしています。
私が書店員だった時代に、ツイ4からのヒット作であるKANA先生の『女の友情と筋肉』という作品をコミック担当者がプッシュしていたのを覚えています。
そこで連載されている島崎無印先生の『乙女男子に恋する乙女』、千氏夜先生の『恋愛しんふぉに~』がすごくよくてですね……ってただのファンの感想になっちゃいますね、すみません。
ごほん。
と、まあ。
このようにですね、Twitterマンガの流行を持ち込んだWEB小説の書き手が新しい流行を生み出すのではないか、というのが私の見立てです。
もちろん、WEB小説にはそうした作品はすでにあるのでしょう。
九曜先生の『佐伯さんと、ひとつ屋根の下 I'll have Sherbet!』やしめさば先生の『ひげを剃る。そして女子高生を拾う』など、ここカクヨムさんでもラブコメジャンルで書籍化したものがいくつかあり、好調なセールスを記録しているそうですね。
今後このあたりのジャンルの投稿が進んで「カクヨム系」とも呼ぶべきものが出てくる……といいなあ、とひそかに夢想している次第です。
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