第18話 ネエ シテモイイノ?

 前回までのあらすじ-


 家に帰ってからすぐ、制服も着替えずに、居間で、二人きりで話をした。

 東京であったことをけーごにかいつまんで説明したら、黙って抱きしめられて、頭撫でられた。


「……、……、……」「……、……、……」(撫で撫で)


 ……けーごは、嬉しい、ね。


「……、……、……」「……、……、……」(撫で撫で)


 ……大きな腕に抱きしめられて、ほっとする。


「……、……、……」「……、……、……」(撫で撫で)


 ……♪


「……、……、……」「……、……、……」(撫で撫で)


 ……、 ……えっと。


「……、……、……」「……、……、……」(撫で撫で)


 ……けーご?


「……、……、……」「……、……、……」(撫で撫で)


「あの、……え、えっと、もう、大丈夫っ!」


 流石に、抱きしめられたままってのも間が持たなくて、離れようとしたんだ。

 そしたら-


「……ゆーと」「……んうっ?」(くちゅ)


 キスだった。抱きしめられて、そのまま。


「……、……、……」「……んっ、……う」


 おっぱいやおしりや背中、肩を優しくまさぐりながら。

 けーごがずっと唇を離して、くれない。


「ん、……うー、んう、んう、……ん」


 けーごが、荒々しく組み敷いてくれたこの前と違って、キスしながら、ゆっくりブラウスを脱がせてくる。


 キスしながら、指で探るようにして、ひとつずつ、ボタンを外して、きて。


 えと、そうやって、求められるのは、嬉しい、けど。


「……ん、ねえ、……その、ボクら、して、……いい、の?」


 ボクを押し倒して、ブラをたくし上げてボクのおっぱいを、ショーツをずらしてボクのあそこを優しくまさぐるけーごに、ちょっと不安になって、訊いてしまう。


 先生がしていいといったからとか、していけないといったからとか、じゃなくて、その、何か、悪いことして、そして、それにけーご巻き込んで、そして。


「いいんだよ、責任取っから……」「……ふぇっ?」


 けーごが、呆れたようにため息を漏らしながら、……再び、唇を重ねて、おっぱいをこね、あそこに、指を押し込んで、くる。


「あっ……、ふあっ、あ、ああ、あっ……っ」「……ふ、……っ」


 股間の敏感なとこを指で撫で、おっぱいに舌を這わせて、……優しく、けど、強く掴んで、揉んできて。


 我慢しきれないとばかりに、……ズボンを下げると、のしかかってきて。


「あうっ、……んっ♪」「く……、ふっ……!」


 はじめてのときみたいに、数度、……打ち付けてから、腰を震わせて、……中に出ししてくる。


「……ん、う♪」「くっ……、締め付け、良すぎだろ……っての」


「……、……誰にも、……やんねーぞ」「ん……♪ う……、ん……♪」


 けーごがそのまま、唇を重ねて、ボクの中を抉っていく。

 肌と肌が触れ合って、体の中も外も、けーごの体温が、思いが温かくて。


 うん……、ほんとは、だめ、なんだろうけど。


 でも、……嬉しい、な。


 心の中にこびりついていた冷たい氷が、恐れが、すっ……と解けるように、解けていくのを感じながら、ボクは、ぎゅうっとけーごを抱きしめた。

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