第10話 賢者! タイム!?
帰宅してから、早めの夕食 -といっても朝昼食べてなかったので、空腹で倒れそうだったんだが- を食して、満足し、さあ、明日のために早めに寝ようかと。
そう、思ってたんだが。
「ね……、ちょっとくらい、……いい、よね?」
空腹が解消され、発情がぶりかえしたらしく……。
ゆーとが甘えて、ブラウス越しに柔らかな乳房を押し付けてきた。
愛らしい顔を近づけ、切なげに見上げて、首筋を噛んでくる。
そりゃもう、我慢なんか、できるわけないだろ?
「ゆーとっ! ゆーと!ゆーと!ゆーとっっっ!!!」
「あーっ、あっ、あーっ、あっ、あーーーーーーっ♪」
ゴツゴツ突き上げるたびに、俺の腕の中で、ゆーとが気持ちいいくらいに悶える。
「好きっ、けーご、ケーゴ、スキッ、好きぃ♪」
「ぐっ、こ、このっ、はあっ、はあっ」
ゆーとが、俺を受け入れながら、柔らかな腿やオッパイを押し付けて、しがみついてくる。
俺も、ゆーとをひたすら、貪り、中に容赦なく欲望を吐き出し続けていく。
そして……。
「ふぁ、あ……、はああ……」
「はぁ、……はー、はあああ」
やっと、二人して落ち着いたときには、……11時回ってた。
「……結局、……一日中、しちゃった……ね?」
「あー……、だ、な」
まだ繋がったまま、背後から胸を揉みながら、だけれど、流石に続ける気力と体力はない……。
ゆーとも同じようで、……んー、とぐずり気味だ。
「ゆーと……」
「……ん?」
ずるっと……ゆーとから抜くと、……そのまま、後ろから抱きしめ、横寝する。
「その……、俺、ゆーとのこと、大事に、……するから、さ」
「……うん♪ ボクも、……けーごのこと大事に、するね?」
振り返り、微笑むと、ゆーとは、ゆっくり上半身を起こし、女の子座りをして、俺を覗き込むように、顔を近づけ……。
「……ん♪」
一糸まとわぬ姿のまま、俺に覆いかぶさるようにして、唇を重ねてくる。
そういえば、セックスの中で、貪るようなキスは、したけど、……落ち着いたまともな恋人らしいキスって、……これが初めてだっけか?
そのまま、コツッ、コツッ、コツッと、時計の音だけが響く静寂の中。
唇を重ねることしばし。
「……、……、……」
「……、……、……」
そっと唇を離してから……、互いに、顔を赤らめて、見つめ合う。
「けーご♪ 大好き、だよ♪」
「俺も……、お前を愛してる」
「……♪」
嬉しそうに、気恥ずかしそうにはにかむゆーとの手を取り、引き入れる。
その後、俺達が眠りについたのは、夜の1時を回った頃だった。
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