十二番番目の志士(第二部)5 近代日本の構造はこの時代に生まれ、外国の物まねから始まっている、しかしそれは一つの国のものまねではなく、警察はフランス、陸軍の騎馬隊はフランス、陸軍の軍


十二番番目の志士(第二部)5


近代日本の構造はこの時代に生まれ、外国の物まねから始まっている、しかしそれは一つの国のものまねではなく、警察はフランス、陸軍の騎馬隊はフランス、陸軍の軍政、

はドイツ、海軍はイギリス、インフラは殆んどイギリス、農業はアメリカ、自動車はイギリス、電気はイギリス、ドイツ、医学はドイツという風に実に色んな国かの仕組み、

が入り混じっているのです、


これはその当時の優れたものを明治政府が採用した為である、いいところもあるのだが次第に弊害にもなって行ったのです、軍隊も陸軍と海軍が次第に仲が悪くなって行き、

武器の規格がまちまちの為、陸軍、海軍では別々の飛行機を開発しなければならなくなったりするのです、電気に関しては今でも愛知から西は60HZ、それ以外の東は50HZと、

規格が違い、


そのままでは使えないのです、これはドイツが60HZでイギリスが50HZの為関西と関東で違う国の規格のものをこの時代にもって来たためなのです、医学用語が殆んどドイツ、

語なのはその当時医学に優れていたドイツの医学を取り入れた為なのです、学問に関してはアメリカのクラーク博士を札幌に農学校に迎えてから政府が日本に沢山の教師を、

迎えたので、


最初に作った東大の教師はすべて外国人の教師であり、授業が英語であった為学生はまず東大予備門という学校で英語を習い、そこで英語を理解できるようになってから、

東大に入れたのです、そこの英語の教師をやつていたのが高橋是清で後の大蔵大臣である、また福澤諭吉は幕末に慶応義塾という塾を作り外国の知識を学ぶ学校を造っ、

ており、


明治時代から多くの実業界の人材を輩出したのです、時間も遅くなったので女将にそろそろ帰るよと席を立ち料理屋を出てお節の所へ向かい、明日釧路に行く事になった、

ので今日は家に帰ると事情を説明すると、分かりました決してムチャはしないで下さいと言うので、分かったよと言い、おなかの赤子を大事にするように言って家に帰っ、

たのです、


家に帰り明日釧路に行く事を話すと、こんどは北ですかご苦労様ですとお茶ずけを出すのでかきこんだのです、次の日には海軍の軍艦海陽丸にて札幌に向かったのです、

札幌に着き、来た目的を黒田に話すと、釧路の警察署長は肥前出身なので一枚かんでいるかもしれませんというので、海陽丸に陸軍の一個中隊を連れて来たので心配な、

いよと話したのです、


それでは悪人退治にいくかと言って釧路に向かったのです、100人の完全武装で上陸して釧路警察を取囲むと警察署員が驚いています、警察署に乗り込み署長に面会する、

と、釧路警察署長の山田でありますと言うので、太政官顧問の高杉新之助だ、釧路炭鉱の不正を調べに来たのだ、釧路炭鉱長は炭鉱夫の給金を搾取しており、またアイヌ、

を痛めつけていると言う事だが事実かと聞くと、


だれがそのような事をというので、アイヌは字が読めないので必ず警官が立ち会う事になっているが、その時の契約書の写しは警察で保管する事になっているだろう、

それをここにもって来るのだと言うと、冷や汗を書いているので署員をすべて集めると、函館にいた幕府の役人が数人いるので、その署員にもって来るように言うと、

もって来たので見ると、


明らかにおかしいのです、この鮭の量だと米3表が妥当な数字だがどうして2表なのだと聞くとアイヌがそれで納得したのでと言うので、その署員にここにあるのはどう、

みてもおかしい、そのアイヌを呼べといい、今の内に本当の事を言えば私にも慈悲のこころはあるが、無理矢理サインさせている事が分かれば、ここで裁判をやり極刑、

にするがいいかと聞くと、


ひざまづいてすみません無理矢理サインさせましたと言うので、イスに座るようにいい、炭鉱の給金について炭鉱夫からの訴えがあったろう、それの調書をみせろと言うと、

黙っているので、その署員にもってこいと言うと、全然取り上げていませんので調書はありませんと言うので、それでは炭鉱夫全員に聞くしかあるまいと言うと、済みませ、

ん、取り上げないように炭鉱長から言われているのですと言うので、


それでは警察の役目は何もやつていないではないかと言うと、大隈参議から全て炭鉱長の支持に従うように言われているのですと言うので、美唄炭鉱もそうかと聞くと、

それは板垣参議からの指示ですと言ったのです、それではそれをこの調書に書くのだ君は指示を受けだだけだから寛大に処置にしょうというと、供述調書に全てを書き、

サインしたのです、


そこにいた署員にお前も知っていたのかと聞くと、何回も署長に言ったのですが取り上げてもらえなかったのですと言うので、逆らえば首になるのでしかたなかったのだ、

ろうと言うと、すみませんと謝るので命令を聞いただけだから君には罪はないよと言ったのです、署長に今回は見逃してやるが、誰の命令であろうとそんな不当な命令、

をされれば、


これからは司法省に告発するのだ、その為の司法省なのだと言ったのです、それでは通常任務につくのだといい外にでて包囲を解き整列させろと言ったのです、整列が終、

るとそれではこれから釧路炭鉱に行くぞといい、全体進めと命令し行進したのです、釧路炭鉱に着き太政官顧問の高杉新之助だ保安要員は集合しろと言うと集ったので、


武装解除をしたのです、炭鉱長の部屋へ行くと何事ですかと言うので、お前を逮捕しに来たのだ、炭鉱夫の給金をピンハネして私腹を肥やすとは何ごとだというと、何の、

証拠があってそんな言いがかりをと言うので、釧路警察署長が全て白状した、これが自白調書だと見せると、大隈参議の指示でした事ですと言うので、ピンハネした金は、

どうしたのだと聞くと、


5割りは大隈参議に渡し残りを私と警察署長で折半していますと言うので、それをここで調書に書くのだと言うと書いてサインをしたのです、いいかこれからは決して、

ピンハネなどするな、もしもう一度やれば裁判にかけ極刑にするぞというと、決してやりませんと言うので、今回は特別目を瞑ってやる、それでは仕事に戻るのだと、

いい、


保安要員を解放して釧路警察署にもどったのです、署長に美唄炭鉱長にすべてを話し出頭するように言うのだといい、来たら海陽丸まで知らせるのだと言って軍艦に戻った、

のです、海陽丸に出頭したと連絡があったので警察署に行くと美唄炭鉱長の白山ですというのでピンハネした金はどうしたのだと聞くと板垣参儀に5割りで後は警察署長と、

折半していますと言うので、


お前も供述調書にそれを書きサインするのだと言うと、書いてサインしたので、今回は見逃してやるが次ぎはないぞと言うと、絶対にやりませんと言うので、それでは解放、

してやる、炭鉱に戻り任務に戻るのだと言ったのです、釧路警察署長にこれで巡察はすんだくれぐれも忘れるなよといい、軍艦に戻ったのです、艦長に全ては終った、札幌、

へ戻ってくれと言ったのです、

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