第4話 何か、変だね
中間テストが終わりテストの点数を見ていた昼休み。
「いや~、相変わらずのバカ発揮さすが過ぎて何も言えねぇわ~。」
「良いんだよ、私だから」
「「「良くねぇよ」」」
何て、いつものように話していたが、一人足りないことに気付いた。
「あれ?今日トミー来てねぇの?」
いつもならトミーが、早々とツッコミを入れてくれるのだが……。今日は、来ていないらしい。
「ああ、まあ
そう言うと、また
(でも、アイツそんなに体弱かったか?)
何て、考えていたがきっと知らないところで無理でもしていたのだろう。
思考をやめ俺も天空の点数の話に戻っていった。
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放課後、部活動も終わるくらいの時間帯。五時半位だろうか。揺れは小さいが中々収まらない地震が起きた。
「まだ、揺れてるな……。地震……じゃないのか?」
「まさか、何処か工事してるとか?」
「いや、工事してるとかではないよ。ほら、ネットニュースに書いてある。」
水愛が、そう言ってスマホを見せてくる。確かに、そこには地震と書いてあるが震源地が不明とも書いてある。
「おいおい、観測機壊れてんのか?震源地が不明とかおかしいだろw」
「本当だ。デマ?」
いや、それはない。現に揺れているのだから。すると、揺れが収まった。
「おっ?止まったか?」
「そうだな。でも、また来るかもしれないし今日はここらで終わりにしよう。」
そういって片付けを始める。震源地のわからない地震。いや、もしかしたら地震じゃ────。いや、これ以上は、やめておこう。何だか、今日は変だな俺、こんな考えて馬鹿になったか?
天空のテストの点数も低かったし……。いや、アレはいつもか。
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