②⑨ <お見舞い>
「さすがにいきなり一般的な地球人に宇宙人だということを告白したのは悪かったかなと思って。お見舞い」
少し申し訳なさそうな声を出す眼鏡。
「別に宇宙人だと告白されたことはそんなにショックではなかったですよ。眼鏡型宇宙人なんて素敵な生き物が存在していることを知らなかったことはショックでしたけど」
「……一応、眼鏡型ってだけで人間と同じような宇宙人権はあるからね?」
宇宙人権ってどんな人権ですか。
「まあ兎に角、今日はお詫びとお見舞いをかねてさ――」
生徒会長(眼鏡のみ)はそこで一旦言葉を区切ると机の上にツルを伸ばして大の字になる。
「俺のことを好きにしていいぞ!って、ちょっ!!なんでハンマーを振り上げてるの?!」
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