②⑧ <届け物>

 このショックは眼鏡型宇宙人という存在を知らなかった自分に対するものなのか、勝手にダメガネ男子と付き合ってるという噂が広まっていることに対してなのか、初めて告白してくれた人が宇宙人だったからなのか。熱は増すばかりです――


「れんずちゃん。お友達がプリント持ってきてくれたの居間に置いとくねー なんだかモデルみたいにカッコいい子だったよ」

 気が付けば夕方で、薄型さんの声でわたしは居間に降りることにしました。

 机の上にはプリントと見覚えのあるセルフレームの眼鏡が。


「……おい。ここで何してやがりますか」

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