第四章-2
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月曜日の二時限目は休講で、ひよりは食堂に行き、テーブルに突っ伏して仮眠を取っていた。PMSのだるさだけでなく、日曜に見た夢の生々しさが抜けず、とにかく気分が悪かった。生理前はよく悪夢を見た。悪夢とは言わないまでも、生々しくて現実のような母の小言や祖母の世話の記憶が夢にまで出た。紀子や康平が現れ、ひよりを哀れみ、笑っていることもあった。
テーブルに伏して夢うつつの状態でいると、頼子の中絶や前田の話したピルとゴムの話が頭の中に現れては消えていく。
恋人がいて、性交をして、孕んで、堕胎をする。その流れのすべてがひよりには未知のものだった。意識は現実にありながら、閉じた瞼の裏では夢の光景が流れている。中央分離帯の上で腹の大きい頼子が泣いていて、前田がそれを笑う映像がよぎったところで、ひよりは目を開いてテーブルから頭を上げた。ちっとも休まらなかった。
気分が悪いのに食欲はあった。ひよりはのろのろと立ち上がると菓子パンを二つ買って席に戻る。甘くて油っこいものが食べたかった。
あんドーナツにかぶりついたところで、名前を呼ばれた。稲城の声だった。
稲城は丼を持ってひよりの横に座り「よかった、探してたんだよ」と言う。ひよりは探してもいないし会いたくもなかった、と胸の内で毒づき、無理やり笑顔を浮かべて何の用かと尋ねる。稲城は丼をかき込んで、「この間の話」と言う。ひよりにはどの話か分からない。稲城は相手の反応など気にしない様子で「あいつ、まだひよちゃんに気ィあるってさ」と言った。そう言われてようやく何のことか思い出した。
ひよりは困ったように笑って、「そんな物好きな人、いるんだねぇ」と言って、稲城の方は見ずに食事を続ける。
「民俗学科の二年の田辺。瀬戸内海で岸本と同じ班だった奴」
聞いてもいないのに稲城は説明を始めた。ひよりはどちらの名前も知らなかった。初めて聞く名前だと言って謝り、早く立ち去ろうとドーナツを口に押し込むと、稲城はそれを見透かしたように「逃げないでよ」と笑う。
別に逃げるつもりは、と言い訳をするひよりに、稲城は「知らないんなら断る理由もないでしょ。一度会ってみてよ」と言う。
知らないというだけで十分に断る理由になると思うひよりは、稲城の言うことが理解できない。ひよりは「興味がないから」とやんわりと断る。すると稲城は「そういう姿勢、よくないって」と言って、まるで恋愛をしてこそ人間は一人前だというようなことを話し始める。砂糖と油でもたれている胃袋に、さらに油を詰められるような感覚を覚えた。
もとより一人前になれるなどとは思っていないひよりだった。家庭を持って一人前、子供を産んで一人前、一人前と言われる基準は様々あるが、ひよりはそのどれにも当てはまることができないと思う。そもそも、排卵もなく性交もしないメスというのは、生き物としても不完全なのだろうか。
「ね、どうだろう」と稲城はにっこりと笑ってひよりを覗き込む。これ以上何か言われたら弾けるとひよりは思った。思考が溢れて止まらなくなりそうだった。
子供を堕ろした頼子は一人前で、月経前症候群で苦しみ痴呆の祖母と向き合ってきた自分は欠陥品か。頼子の中絶も、ひよりの体調も介護も、どちらも女であることに起因するのに、この違いはなんだろう。
ひよりは「考えさせて」と力なく言って立ち上がり、開けていないパンを鞄に押し込んだ。「次の時間までに借りなきゃいけない本があるんだ」と自分でも白々しいと思う嘘を言って、荷物を肩に掛ける。
稲城は、ひよりの言葉が嘘なのは分かっているというように顔をにやつかせて口を開いた。
「田辺も結構本気みたいだからさ、可哀そうだと思ったら、会ってあげてよ」
ひよりはそれに苦笑で答えて食堂を出て行った。
図書館に行くと言って出てきたが、図書館の建物は遠い上に飲食禁止である。パンを食べてしまいたかった。胃は不快感でいっぱいなのに、まだ物を詰め込みたかった。音楽ホールのロビーは飲食ができたことを思い出し、ひよりはそこに向かった。二時限目がそろそろ終わる頃だった。ホールの中では芸術学部の学生が授業中らしく、ドア越しに楽器の音が漏れてくる。ひよりはロビーの隅の椅子に腰かけてパンをかじり始めた。浪人して留年して自分のことだけやっていればいい人間の、何が一人前だとひよりは叫びたかった。だが、自分のような人間より、稲城の言うような人間を、世間は一人前と見るのだ思い、途端に泣きたくなった。稲城のようなちゃらんぽらんは論外としても、きっと紀子や康平の方が立派な人間だ。大学を出て、結婚して、親になる。ひよりには考えられなかった。
稲城は、ひよりのことを好きな男がいると言った。それがどういうことか分からない。恋愛というものが分からない。真っ先に思いつくのは性欲だった。世の中には太った人がいいとかガリガリな人がいいとか色々な嗜好を持った人がいるようだから、自分のたるんだ身体に欲情する変わり者もいるのかもしれないとひよりは考える。嬉しいとも気持ち悪いとも感じなかった。その何も感じない自分が、ひよりには何より嫌だった。
恋愛感情とは何か、という話を前田としたことがあった。
瀬戸内海の島から帰ってしばらくして、ハンバーガー屋で調査のレポートをまとめながら、唐突に前田は「ひよりは彼氏いたことあるの」と聞いた。
夜這いだの恋人だのという文字を見ていたので、そこから連想したのだろう。
「ない」と言うと、前田は嬉しそうに「キムスメか」と言う。
処女を意味するキムスメという言葉は、フィールドワーク中に前田に散々聞かされた。ひよりは少し躊躇ったが、隠すのも馬鹿みたいだと思い、小さな声で「うん」と頷いた。
「ひよは、そういう相手欲しいと思う?」
酒を飲んだようなテンションで前田は話し始める。
ひよりは少し考えてから「わからない」と言った。そもそも恋愛がどういうものか分からなかった。初恋もまだの十六歳、などという文句を漫画で見るたびに、そんな子いるのだろうかと考える小学生だった。いつのまにか自分が二十歳になっていた。
「そもそも、恋愛感情って、何」
食べかけのハンバーガーを持ったまま、ひよりは言った。
高校の友人に聞いて、笑い飛ばされた質問だった。笑い飛ばされるだろうかと思いながら前田の反応を窺うと、前田は「レンアイカンジョウ?」とわざとらしく繰り返し、「性欲に毛が生えたもんじゃね」と言う。
それが冗談なのか本気なのか判断がつかず、ひよりは小さな声で「性欲かぁ」と言って食事を再開する。
前田はハンバーガーの包みを畳みながら「Aセクシャルって分かる?」と言う。分からないと言うと、男にも女にも恋愛感情を持てない人間のことだという。
「異性好きがヘテロセクシャル、同性が、ゲイとレズビアン、両刀がバイセクシャルな。どれでもないのがAセク」
インターネットで見つけたAセクのサイトに面白い書き込みがあったのだと前田は言った。
狭義のAセクは、好きにもならないし性欲も持たない。だが、広い視野で見ると様々なグレーゾーンがある。
「Aセクの不能部分を、三段階に分けるのよ」
前田はペンを取り出して、紙ナプキンに線を書き、三つのスペースを作り、そこにそれぞれ、精神愛、性愛、性欲と書く。前田はそれをペンで指しながら説明をする。
一つ目はただ好きという感情。抱きたいとかそういうことは考えない。二つ目は、好きな相手を抱きたいという感情。好きな相手でなくても、特定の人を抱きたいと思う感覚。三つ目はただの性欲。相手関係なし、ムラムラする、オナニーで満足。狭い意味でのAセクシャルは、このすべてがないと言う。
「精神愛しかダメって人は、一定数いるよな。好きな人はいるけどやるのはダメっての」
ひよりはぼんやりと小学生向けの少女漫画を想像する。
「性欲だけって奴も、まあいる。誰でもいい、人はいらない、オカズやオモチャでぬいてりゃ満足」前田は紙ナプキンの性欲の欄に、独り遊びでOKと書き込む。
「恋愛至上主義の連中は、あり得ないだの寂しいだの言って見下すかもしんないし、実際、賢者のふりした欲求不満も多いだろうけど、本当にそれで十分な連中もいるんだろうな。証明できないけど」
処女、童貞と書き込みながら、「昔は女も童貞って言ってたんだぜ。もともとバージンの訳語なんだよ童貞って」と雑学を披露する。ひよりはへえ、と相槌を打つ。
「で、面白いのが精神愛と性欲はあるのに、他者を抱きたいとは思わないタイプ。あくまでネットの掲示板の情報だけど、こういうのもいるらしい」
精神愛と性欲の欄をつなぐ孤が書き込まれる。
「これ全部持ってるのが普通ってのが、一般的な恋愛観だよな。でも先天的なのか後天的なのか分からないけど、そういう人たちもいる」
ひよりは食べかけのハンバーガーを持ったままメモ書きを覗き込んでいる。
「とまぁ、これが私のぶちあたった恋愛の分析なんだけども」
前田は椅子の背に身体を預けて脱力したように座る。
「腹立たしいことに、こういうこと考えても、恋愛とは何かっていう質問の答えにはならないんだよな」
前田は顔を歪めて笑った。
ひよりはハンバーガーを口に押し込み、それをジュースで流し込んでから、前田は全部あるのかと聞く。
「わからん」前田は言った。
「恋人も好きな人もいたことないしなぁ。会ってないだけなのか、感情が欠如してるのかわからん」
「私は、自分が恋愛しているのを想像すると気持ち悪くなる」
「自分はユウセイセイブツになった生き物の進化系を呪った」
言ってから前田は「有性生物」と紙ナプキンに書き、「性別のある生き物な」と言う。
「中学くらいまでさ、好きだの嫌いだのやるなんて、テレビの中だけだと思ってたのよ」
前田の言葉に、ひよりは分かると頷く。
「私は、恋愛して恋人を持つような人は、世の中の一握りだと思ってた」
だから、人間のいる数だけ恋愛が、そうした感情がなくても少なくとも性交があったと知ったときは信じられず、どうあがいてもそちら側に行けない自分を欠陥品のように感じた。その思いは浪人時代にさらに一層募った。
同感、と笑ってジュースを飲み干す前田を見て、ひよりはふと、この女は処女なのだろうかと疑問になり、「前田も、キムスメ?」と聞く。
前田は、もう氷しかなさそうなジュースを音を立ててしつこく吸い、それからバツの悪そうな笑みを作って「いや、恋人ではないが、経験は、ある」と言った。
ひよりは驚いた。
「軽蔑した?」
珍しく弱気な笑みを浮かべて前田は聞いた。ひよりはしないと答えて、それから少し考えて「じゃあ、これはあるってことじゃないの」とメモの〝性欲〟の文字を指差した。
前田はううんと唸って、「どうだろうなぁ」と首を捻り、わざとらしくうんうん唸って
「私のは、これの延長みたいなもんだから」と左腕の傷の部分を指で叩いた。
「軽蔑する?」
前田は、今度は不敵に笑って、そう言った。
授業が終わったらしく、ホールが開いて中から学生が出てきた。その中に頼子がいた。
「三木さん」と思わずひよりは叫んでいた。聞きたかった。中絶のことも、恋人のことも、聞いて、教えてほしかった。
頼子は驚いたようにひよりを見ると、学科の仲間に「先行ってて」と手を振って、ひよりの元に駆けてきた。
「こっちで授業だったんだ」とひよりは言う。頼子は頷いて、思い出したように「ライブ、来てくれてありがとう」と言った。そう言われて、ひよりはライブのことを言うべきだと思い出し、慌てて誘ってくれたことの礼を述べ、「ピアノ、素敵だったよ。西野さんもいつもと違ってて。曲もすごい好きだった」と精いっぱいの感想を述べた。頼子は「ホント? よかった、実はちょっと失敗しちゃって」と苦笑する。ひよりは、分からなかったと言って笑顔を作り、「今、ちょっと大丈夫?」と切り出した。
頼子は大丈夫だと言い、それなら昼食を食べながらと言いかけて、ひよりがパンの袋を持っているのに気付く。
「もうお昼食べちゃった?」そう言って、頼子はひよりの隣に座った。
ひよりは「お腹すいちゃって」と照れたように笑って頷く。
話したいことはいっぱいあったが、何から話せばいいか分からなかった。呼び止めはしたが、堕胎の話や元彼の話はまずいだろうと思い始めた。ひよりが躊躇していると、頼子の方が口火を切った。
「ライブのあと、すぐに帰ったの?」
ひよりは、紗枝と前田と一緒に居酒屋に行ったと話した。それを聞いて頼子は真顔になり「私の高校のときの話、聞いちゃった?」と言う。
ひよりは血の気が引くのを感じた。頼子が言っているのが、中絶や留年のことなのか分からなかった。
「高校って、その」とひよりはおどおどと尋ねる。頼子は「ごめんごめん」と笑って「別に深い意味はないの。ただ、どこまで聞いたのか気になって」と言って、穏やかな笑みを作る。ひよりは観念して正直に答えた。中絶したこと、ライブ会場にいたのが昔の恋人だということ、そのために高校を一年留年したということ。
頼子は「うわぁ」と声を上げて恥ずかしそうに笑い、「なんだ、ほとんど聞いちゃったんだ。前から知ってたわけじゃないよね?」と尋ねる。
前田と紗枝から聞いたと言うと、頼子はホッとしたように良かったと息をつき、
「内緒にしておいて。黙ってても、誰かが言うかもしれないけど、やっぱりほら、みっともないから」
もちろん、とひよりは答えた。頼子は安堵したように微笑んだ。
「三木さん、ひとつ聞いてもいい?」
なに? と頼子はひよりを見る。中絶のことも、産むと言った真意も聞きたかった。だが、直接それを聞くのははばかられて、ひよりは「恋愛感情って三木さんにとって何?」と聞いた。
予想外の質問だったのか、頼子は一瞬ぽかんとする。困惑する頼子の反応に、ひよりはバカなことを聞いてしまったと真っ赤になり、変なことを聞いてごめんと謝る。
「でも、三木さんは笑い飛ばさないで答えてくれるかと思ったんだ」
聞けばだいたい失笑された。頼子は、難しい質問だというように考え込む。
「そういうのは、なっちゃんの方が詳しいんじゃない?」
「前田は、性欲に毛が生えたものだって」細かい説明はせずにそれだけ言った。
頼子は「ひどいなぁ」と言って笑った。その笑顔にホッとして、ひよりはさらに尋ねる。
「三木さんは、元カレさんが好きだったんだよね」
頼子は、どうだろうと言って、笑いながら首を傾げる。
「尊敬できたし、話すのも、一緒にいるのも楽しかったよ。でも、それが恋愛だったのかは分からないや」
ひよりは、ライブ会場の後ろに立っていた、ひょろっとした気弱そうな男の姿を思い出す。頼子が尊敬していたという男を、西野は恐ろしく毛嫌いしている。ひよりは次の言葉を探して口を開くが、言葉が出てこない。
ひよりの様子を見て、頼子の方が口を開いた。
「好きだけど、異性としてかって聞かれると、困る」
ひよりは頼子を見た。相変わらず穏やかな笑みを浮かべて、「最低だよね」と笑う。ひよりは頷くことも否定することもできずに、困惑した表情を浮かべる。
「後悔とか、した?」
やっとのことで出てきた言葉がこれだった。異性として好きなのか分からず、けれどその男に抱かれ、子を孕み、堕ろした。我ながら当たり前のことを聞いているとひよりは思う。だが、頼子の答えは違った。
「してない」
頼子は断言した。ひよりは驚いて頼子を見る。頼子は続ける。
「あの時ああだったら、こうだったらって考えてもね、やっぱり同じことをすると思うの。選択肢が出てくるたびに、同じものを選んで、結局、今と同じになる」
ひよりは唖然として頼子を見ている。中絶して留年して、それでもなお後悔していないと言う友人が信じられなかった。他にも選択肢はあっただろうに、同じ道を選ぶと言う。自分と違って選択肢はいくらでもあっただろう、それなのになぜ、と思う。
「三木さんは、自分でちゃんと決めて生きてるんだね」
言葉が、口からこぼれた。羨んでいる、妬んでいる、とひよりは自覚していた。感情が溢れるのを止められず、ひよりは言葉を続ける。
「妊娠も計画的? 産むって言ったんだよね」
頼子は苦笑する。
「できたら産むつもりだったからね。でも、妊娠自体は計画じゃないよ」
「じゃあ、失敗したの」
ひどい質問だと思う。だが、ひよりは自分を止めることができない。頼子は困惑した表情を見せる。質問そのものよりも、ひよりがこう聞く理由が分からないという表情だった。
「そういうことになるかな」落ち着きを取り戻して、頼子は答える。
「でも、万が一できてもいいって思ってた。覚悟はしてたよ」
「覚悟」
ひよりは、頼子の言葉を繰り返す。覚悟とは何か。できたら産んで育てるということを覚悟と言うのなら、それは実現できなかったはずだった。それでも、頼子は後悔しないと言う。頼子が分からなかった。
頼子が不安げな表情でこちらを見ているのに気付き、ひよりは「変なこと聞いてごめんね」と明るい声を出した。
「うん、大丈夫」と言ってから、頼子はおそるおそる「軽蔑した?」と尋ねる。
ひよりは驚いた顔をして、すぐに「ううん」と首を振る。頼子は安堵したように表情を緩める。
軽蔑した? という前田の声が耳に蘇った。
「前田と同じこと聞くんだね」
え? と頼子はひよりを見た。ひよりも頼子を見ていた。
「三木さんも前田も、そんなことで軽蔑なんてしないよ」
ひよりは、泣きそうな顔で笑った。
ふと、紀子を思い出した。もし紀子やその夫が高校生のときに、あの状態になっていたら誰が紀子を救っただろう。それでもやっぱり腕を切って悲劇を演じて、妊娠して結婚して。思春期に落ち込んだ娘が恋愛で立ち直ったというような筋書きが出来上がるのだろうか。男は、産んでくれ、結婚しようと言うのだろうか。
ひよりはもう一度目の前の友人を見た。清らかで綺麗な人だった。この人が、子供を殺したのだとひよりは思う。
「引きとめちゃってごめんね」と言ってひよりは立ち上がった。頼子はううん、と首を振り、じゃあまた、と言ってひよりに背を向け、ホールを出て行った。
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