第二章

第二章

杉三の家。

買ってきたテーブルクロスを広げる杉三。

美千恵「へえ、こんな立派な龍村柄を高校生が染めたの。すごいわね。」

杉三「そうなんだよ。信じられないだろ?」

美千恵「なんだか、立派すぎて、テーブルクロスにするにはもったいないじゃない。テーブルクロスより、帯にしたら?」

杉三「帯?」

美千恵「そうよ。テーブルクロスとするよりも、帯として使ってあげたほうが、よっぽどいい。」

杉三「でも、袋帯にするには長さが足りないよ。名古屋帯でも足りない。」

美千恵「だったら、つくり帯にしちゃいなさい。そうすれば足りるわよ。胴に巻くところと、太鼓にする部分だけ作ればいいんだから、この大きさでも十分作れるはず。」

杉三「あ、なるほどね!よし、明日手芸屋で帯芯を買って早速作ろう!」

美千恵「芯があんまり硬すぎると、縫いにくくなるから。気を付けてね。」

杉三「はいよ。」

鍼箱を開けて、中身を確認する杉三。


翌日。

一心不乱に帯を縫っている杉三。

美千恵「杉三、ご飯よ。」

杉三「後で。」

美千恵「後でって、朝から何も食べてないでしょ。」

杉三「うるさい。」

美千恵「全く。やり始めると一心不乱になって、終わりまで飲まず食わずでやるんだから。それじゃあ、イノシシみたいだわ。体壊すから、ほどほどにしなさいよ。」

いくら言っても杉三には聞こえないらしい。一生懸命帯を縫っている。

美千恵「誰に似たのかしらね。そういうところ。」

軽く、ため息をつく。

その間にも杉三は縫い続け、やがてお太鼓の形ができ、背中側に着ける金具もくっつき、両端にはひもが付く。

杉三「よし!できたぞ!ちょっと華やかなタイプなので、華さね太鼓を作ってみたよ。どう、母ちゃん。」

美千恵「全く、年齢を考えなさい。あたしがつけるんだったら、一重太鼓でしょうが。華さね太鼓は、若い人の結び方で、こんなおばさんには使えない。」

杉三「そうかあ。ごめんねえ。布が赤だったので、思わず派手な結び方にしちゃった。馬鹿だよなあ。」

美千恵「あげる人の年齢も考えてから作ってね。」

杉三「ごめん、今更バラすわけにもいかないし、、、。」

美千恵「青柳教授の製鉄所にもっていったら?若い利用者さんが、つけるかもしれないじゃない。」

杉三「そうか。そうだね!じゃあ、製鉄所に届けてくるよ。あーあ、やっぱり僕もまだまだ馬鹿ですなあ。」

美千恵「まあ、あんたは気が早すぎるの。それだけなのよ。」

杉三「はい、わかりました。」

美千恵「あんた一人では危ないから、蘭さんか誰かと一緒にいってちょうだいね。」

杉三「はいよ。わかりました。蘭、仕事あるかもしれないから、馬鹿吉と一緒にいくか。」

美千恵「本当に、どこまでいっても明るいのね。」

杉三「明るいよ。馬鹿は明るい。馬鹿は明るいぞ、どこまでも。」

美千恵「ほめてるんじゃないんだけどなあ。」

杉三「まあいいや。あしたの朝いちで、届けに行ってくる。」

美千恵「気を付けて行ってきなさいよ。」

杉三「はい!」


製鉄所の応接室。

水穂「珍しいねえ。龍村柄を高校生が染色するとは。」

杉三「そうなんだよ。びっくりしただろ。僕も正直驚いている。こんな上手に龍村柄を再現できるなんて。」

懍「それを上手に作り帯にしてしまう、杉三さんもまた優れています。」

杉三「いや、僕は馬鹿です。もともと、母ちゃんに作ってやろうと思いましたが、歳を忘れてしまった。」

懍「それで、こちらに持ってきたわけですか。」

杉三「はい。わかい利用者さんにあげます。」

水穂「作り帯なので、着物をあまり知らない利用者さんにも使えそうですね。ちょっと教えれば、すぐに皆さんつけてしまうでしょう。」

懍「そうですね。これからは、もしかしたら作り帯のほうが主流になるかもしれませんね。いずれにしても、着物の好きな利用者は多いですから、いただいていきましょうか。」

水穂「杉ちゃん、工賃は?」

杉三「いらないよ。どうせもらったってわからないもん。」

水穂「またそれか。」

杉三「いらないいらない。だって、もっていてもしょうがないし。」

水穂「杉ちゃんはいつもそれだよね。そういうのが一つも通じないようだ。まるで、違う種族みたい。」

藤吉郎「誰か、」

と、インターフォンが鳴る。

藤吉郎「来た。」

水穂「だれでしょうね、こんな時に。」

懍「またあの人じゃないですか?」

水穂「ああ、例のがらくた屋ですか。うるさいですよね。また、追い出しましょうか?」

杉三「なんですか?例のがらくたって。」

水穂「最近よくうちに来るんですよね。まあ、うちにある金属は鉄ばかりで、貴金属は全くないですけどね。」

声「こんにちはあ、中鉢です。買い取りにきました。」

水穂「出してもどうせ二束三文でしょ。」

懍「もしかしたら、ヤフーとか、メルカリとか、そういうもののほうが効率よく売買できるかもしれないですね。」

ガチャンと音がして、玄関の戸が開く。

現れたのは、いかにも悪そうな中年男。

中鉢「初めまして!わたくし、リサイクルショップ中鉢の中鉢と申します。このたび、近隣でリサイクルショップを開店いたしましたので、皆さんのお宅を回って買取を行っております。今日は、いらない洋服とか、靴とかそのようなものがありましたら、遠慮なくお出しください。」

水穂「何回か聞きましたよ、その自己紹介。」

懍「それに、いらない洋服も、靴も、貴金属もありませんので。僕たちは、ご覧の通り、着物で生活してますからね。」

中鉢「じゃあ、いらない着物とかもあるんじゃないですか?」

懍「ありません。僕らは、着物が何よりの日常着ですよ。」

水穂「悪いけど、貴金属は何もありませんので。」

懍「他を当たっていただけます?」

中鉢「しかしですよ、そこに置いてある帯は、女性ものですね。皆さん、男性さんなのに、なぜ、女性ものが置いてあるんです?それならいらないでしょう。」

懍「これはいただきものですから、買取になんて差し出せませんよ。」

水穂「お宅は、僕たちが必要とするものまでもっていくんですか。それなら、まるで、泥棒と変わりませんね。」

杉三「出てけ!」

水穂「怒鳴っても仕方ないよ、杉ちゃん。」

中鉢「誰ですか、この人は。」

と、いうより早く、頬にトマトが飛んでくる。

杉三「出直すなら、顔を洗ってから来な!あれは野村遜君が、一生懸命作ったものだから、簡単に渡すもんか!」

中鉢「野村遜、誰ですか、それは。」

杉三「かわいそうな高校生さ。」

中鉢「ほう、では、これは、その高校生が制作したことになりますか。それなら、高額で買い取れますよ。」

杉三「だから、買取になんて出す気はさらさらない。出てけ!」

中鉢「ちょっと!」

と、言うまでより先にまたトマトが飛んでくるので、

中鉢「わかりました、今日は帰ります。」

すごすご帰っていく。

懍「水穂さん、塩をまいてください!」

水穂「わかりました。」

杉三「全く、最近は、悪い業者ばっかりで困りますね。」

懍「トマトをぶつけるんじゃなくて、もう少し工夫しないと。言葉で追い出さないと本当はいけないんですよ。」

杉三「あ、すみません。」

懍「そのトマトだって、本当は調理係さんが、料理するかもしれないんですからね。」

杉三「すみません。」

水穂「まあ、いいじゃないですか、一応、杉ちゃんの、防犯なんですから。」

懍「それにしても、ああいう業者は困りますね。いいものがない家庭ほど被害が大きいんですよね。」

水穂「わかります。上流階級であれば、それなりに防犯設備を付けることができますからね。まあ、そうしないと、犯罪を防げないというのが、外国とは違うところですよ。」

杉三「まあいい。買取屋なんて、何も役には立ちはしないよ。どうせ、すずめの涙位にしかならないんでしょ。」

藤吉郎「そうだね。」

水穂「まあ、穢れないように、塩をまいておきます。」


屋台のおでん屋。今日も収穫は得られなかった中鉢は、またやけ酒をあおっている。

と、そこへスーツをだらしなく着込んだ、若い男性がやってくる。

男性「隣、いいですかね。」

中鉢「どうぞ、あいてますよ。」

男性「どっこいしょ。」

疲れ果てたように椅子に座る。

店主「はい、お客さん、何にしましょう。」

男性「とりあえず、ビールを一杯。」

店主「大丈夫ですか?すでにほかのところで、飲んできたみたいじゃないですか。」

男性「いいんですよ。これしか楽しみがないし、楽しむ余裕もありません。」

店主「まだ若いのに大変だねえ。営業マンかい?その格好を見ると。」

男性「いえ、違います。そこの、東高校の教師ですよ。」

店主「学校の先生が、そんなべろべろに酔うまで酒なんか飲んでいいんですか?」

男性「うるさい。早く出してくれ!さっきも言ったように、それしか楽しみがないんだ!」

店主「わかりましたよ。ちょっと待ってください。」

中鉢「失礼ですが、高校の先生だそうですね。」

男性「そうですよ。数学の。白鳥と申します。」

中鉢「白鳥さんね。お年はいくつですかね。」

白鳥「26。学生時代は憧れてましたけど、いざ、教師になってみたら、こんな大変とは思いませんでした。だって、数学の指導ばかりか、校長は、生徒の心を育てる活動が必要だと言いだして、外部から講師を呼び出して、変なものを作らせる活動まで始めたんだ。そういう輩が、学校運営に手を出してきて、まるで俺たちは、悪人ですよ。全く、ただでさえ忙しいのに、なんで俺が、染色の勉強をしなければいけないんだ。」

中鉢「ははあ、なるほど。東高校は、そんなことまで始めたんですか。」

白鳥「ええ、昨年男子生徒が自殺して、うちの学校の志願者が、大幅に減って、何とかよりを戻そうと必死なんです、校長は。なんでも、大学受験に落っこちて飛び降りたらしいから。そこから、校長は、受験勉強なんて無意味だと思うようになっちゃったらしい。」

中鉢「なるほどねえ。先ほど、染色という言葉を言いましたねえ。それはどういう物なんですか?」

白鳥「糊染ですよ。紅型染めというらしい。餅米を砕いて作った糊を防染として使うんですが、これがうんこみたいで非常に臭いんです。それだけでも寒気がして吐き気がするのに、講師の南荘とかいう者が、態度がでかくて困ってます。全く、あの高校は余分なことばっかりさせて、肝心の勉強というものが何も身についていないということに気づいてないから困るんだ。それに、死ねばいいなんて、甘ったれたことばっかり言うメディアも困りますなあ。評論家みたいなものはやたらに退学を勧めるし、俺たちの働くところがなくなりますよ。」

中鉢「ちょっと聞きますが、お宅の高校に、野村という生徒はいますかな?」

白鳥「野村?ああ、野村と言いますと、受け持ちの生徒で、野村遜というものがいました。」

中鉢「どんな生徒ですかな?」

白鳥「ええ、がりがりで、ひょろひょろの、なんの役にも立たない、地球のごみみたいな生徒ですよ。」

中鉢「では先生、その生徒が、すごく立派な染物を作っていることはご存知ですかな?」

白鳥「まあ、確かに、染めものの講座に参加していることは事実ですよね。でも、勉強もろくすっぽできないやつに、そんなものを作る能力はないでしょう。いつも、教室の片隅で、ポツンと本を読んでいるだけの生徒ですから。」

中鉢「いや、あるんですよ。私は、リサイクル業をしている、中鉢というものですが、実は今日、偶然ある家で、買い取りに行ったのですが、その家に立派な龍村柄の染物が置いてありました。それを買い取れば相当な金儲けができるなあと思い、交渉してみましたが、きっぱり断られてしまいました。しかし、その中の一人から、野村という高校生が作ったものであるという、情報だけは聞き出すことができましてね。お宅の話を聞いて、もしかしたらそうなのかもしれないと思い、聞いてみたんですよ。どうでしょうか?」

白鳥「龍村柄、それは何ですか?」

中鉢「ええ、龍村平蔵という人物がデザインした、和服によく使われる柄の総称です。特に、帯の柄には功名で。例えばですね、こんな帯をデザインしています。」

と言って、中鉢はスマートフォンの写真を見せた。大きな菊の花を、中央にでんと置いた、派手な丸帯であった。

中鉢「これを模した柄を、野村遜というものが、制作したと言っていました。」

白鳥「野村遜が、本当にそんな物を作ったのでしょうか。」

中鉢「ええ、私は、こう見えても、リサイクル店を10年はやりましたから、大体見当は付きます。見てわかるように、そのような高度な染め物であれば、高い値段で売れるでしょう。」

白鳥「講師の南荘が許さないでしょう。そういう事は。」

中鉢「いや、金が儲かると言えば、喜ぶんじゃあないですか?」

白鳥「いやあ、ああいう職人という人は、そういう金儲けとかには、あまり興味がないようです。」

中鉢「それでも、何とかしてやらせるほうがいいですよ。そうすれば、また元の進学校に戻れるかもしれないじゃないですか。そうすれば、数学の先生としての活躍も取り戻せるんじゃないでしょうかね。」

白鳥「そうですかねえ。校長も頑固だからなあ。」

中鉢「いや、学校の顔は何といっても進学率であるということは、先生であればすぐにわかると思うのですが?」

白鳥「それは確かですけどね。校長がそう決めちゃったら、何もできないというのが、本音ですよ。」

中鉢「いや、若い方が一生懸命やれば、校長先生だって考え直してくれますよ。それに、先生はまだ、26なんだから、これから教師としてやっていかなければならないじゃないですか。定年を間近に控えた老教師とは違います。甘やかしの温床といわれる、通信制の教師よりも、進学校と呼ばれる高校にいたほうが、ご自身も、ご家族も鼻が高いでしょう。親御さんだって、ぱっとしない息子さんを見るよりも、立派な学校に行っている息子さんを見たほうが、安心して逝けるんじゃないかなあ。」

白鳥「親のことは気にしていませんが、確かに、評判の良くないところにいてもよくありませんね。それは認めます。」

中鉢「今はご自分の事で、精いっぱいだと思いますので、親御さんのことまでは、あまり手が回らないかもしれませんが、ある程度の歳になると、わかってきますよ。ああいう高校の教師をしているのが、どんなに恥ずかしいか。」

白鳥「そうですよねえ。確かにそれはあるかもしれないなあ。教師って確かに評判は良くないですからねえ。最近は偉い人たちからは、悪人呼ばわりされるようにもなりましたから。」

中鉢「でしょ。だったら、一緒にやりませんか?」

白鳥「しかしですな、教師をやめろというわけにはいきません。もうすぐ期末試験もありますしねえ。」

中鉢「わかっております。そこは先生なんですから、しっかりやってもらわねばこまります。

それよりも、余分なことをなくすことに力を注ぎましょう。」

白鳥「わかりました。それは、本当に望んでいますから。じゃあ、はじめにどうしたらいいですかね。」

中鉢「まず初めに、その龍村柄を作った生徒に、社会へ出て役に立つのだということをもってもらうために、非常に大掛かりなものを作って学校の看板にさせましょう。」

白鳥「でも、それで野村がさらにのめりこんでいったら逆効果でしょうが。」

中鉢「最後まで聞いてくださいよ。それで自信を付けさせたら、大学を受験してもらって、超高級な大学にいってもらう。こういう作戦なんです。どうでしょうか。」

白鳥「しかしですよ。野村は、成績も全く悪く、いけそうな大学などほとんどありませんよ。」

中鉢「それは先生の仕事でしょう。勉強する喜びが身につけば、大学へ行きたくなるんじゃないですか。」

白鳥「どうですかねえ、、、。体もがりがりで、勉強する自体が難しいようですからねえ。ほんとうに体力のない生徒ですよ。」

中鉢「それでも、大作を染められるのなら、お前はまだ能力があると言えばいいのです。」

白鳥「南荘が、勉強と自主的な能力は違うと言っていますからな。」

中鉢「それこそ甘やかしじゃないですか!それを信じ込んではいけないとはっきり伝えなければだめですよ。いくら、偉い人が、学校なんて必要ないと言っても、東大を出た人のほうがよほど得をするというのが世間じゃないですか。偉い人の言葉ほど、役に立たないものはありませんよ。」

白鳥「はい、確かにそれはそうですな。それを教え込んでいくのも教育の役目ですよねえ。」

中鉢「もし、その南荘とかいう講師がだめなのであれば、それもそそのかして何とかして金儲けにもっていくようにしましょう。もともとああいう職人は、金にはなかなか目がないものだけど、一度金が入れば、人間誰でも、もとには戻りたくないという気持ちになりますよ。それが、人間ですから。」

白鳥「例えば、染めたものをいつもの十倍も百倍も売れるとあおればいいのですか?」

中鉢「そうそう。龍村柄を、あのように丁寧に染められる高校生はなかなかいませんし、それを指導した職人として、名声を勝ち取ったように見せかけるのです。」

白鳥「なるほど。そして何か、悪いことを見つけて、一気に蹴落とすというわけですか。」

中鉢「その通り!人間、これだけの知恵がないと、この社会ではやっていけませんよ。いくら偉い人が、人生は金儲けではないと言っているとしても、金儲け以外に生活していく手段はないと、先生だって、わかっているでしょう。それができるようになる大学にいかせるのが、学校の先生という職業なんですから、それができない生徒は、すぐ殺す!それが、現代というか、人間社会の掟のようなものです!極論を言ってしまえば、金儲けができないで、いつまでも親のすねをかじっているような若者は、早く死ぬべきなんですよね!」

だいぶ酔ってきたのか、中鉢の口調が、選挙演説みたいになってきた。

白鳥「わかりました。協力しますよ。俺も、教師という仕事に飽き飽きしてますから。それでは、思いっきり教えてやりましょうね。人生にとって一番大事なものは何か!」

中鉢「よし!お仲間ができてうれしいです。では、結成をいわって、乾杯!」

二人は、互いのビールを継ぎあって、グラスをたたきあった。

このやり取りを、店主が、疑わしいというか、なんとも言えない様子で、呆然と見ていた。

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