第96話

 敏春はバスに乗り、窓から

顔を出した。

「またすぐに戻って来ます!」

 祖父母と未来に挨拶した。


「元気でな!」

 祖父母が手を振った。


「未来さん!待っていて下さい!

 」

 

「え?はい!」

 未来は微笑んでいた。

「あの………!」

 敏春は、告白する事が出来ず、

バスは発車してしまった。




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