セーレシナリオ 霧からの刺客
魔王と共闘するRTAはーじまーるよー。
そこだけ書くとなんかかっこいいですね(小並感)じゃあセーレと一緒に敵を倒しましょう。ここはザコ敵なので、トラブルは起きません。セーレの性能を見つつ、早めに倒しましょう。
「うっし、さくさく片付けちまおうぜ」
「イケメンとして、魔王として、精一杯戦おう」
敵は銀鱈最強ヤギです。銀色のタラが二足歩行してヤギの角やもこもこ感を演出している水陸両用ザコですね。原作からして魚介類の敵は変なやつばっかりなんですが、こんなんネタキャラやん。真面目に敵作って、どうぞ。
「炎よ、眼前に飛べ」
火球を敵の目の前に転移させて爆破させていますね。ぶっちゃけ撃ち出してぶつけるのと大差ないです。まあ能力を100%使えていない段階ならこんなもんでしょう。
「まだ実戦に使えるほどではないね。イケメン無罪とはいかないだろう」
セーレの能力は転移。ざっくり言えば時空を超えての運搬です。覚醒すれば死の概念を敵の体内に送り込んだり、敵の肉体の一部を別の場所に飛ばせます。クッソチートなんですが、そこまで覚醒するのに時間がかかりすぎますし、神には効果が薄いのでやはり不遇ですねこれは。
「相棒、いつも通りでいいのか?」
ウッス、マグナムが射撃で牽制。サーニャちゃんがサポート。ホルガンくんは前衛。ただしセーレに近づくやつを攻撃して散らしていきますよ~いくいく。
「了解!」
「倒せない敵ではありません、気楽にまいりましょう」
「すまない。こちらもできる限りイケメンに援護しよう」
敵は動きが遅く、大きさも普通です。なので接近して切ればよし。典型的な数だけのザコ敵ですねえ。経験値がまず味……仕方ないね!
「ターラー! タラアアア!!」
敵の鳴き声がうっせえ。タラがメインでヤギは添え物なので、鳴き声はタラです。どっちにしろうざいので、ぱぱぱっとさばいて終わり! 閉廷!
「前衛が少ないな。このイケメンが前に出よう!」
セーレは剣も槍も使えます。武器術を結構な数習得しているので、仲間にしたい視聴者兄貴は好みの武器をもたせましょう。二個くらいに絞ると強いぞ。
「イケメンダッシュ! イケブレード! これが美しさだ!」
ここでちゃんと強さを見せつけておきましょう。頼りきりでも好感度は上がりません。ほどほどに協力プレイをすることで少ないけど経験値もたまります。
はい楽勝で殲滅できました。けっ、あまちゃんが。
「お疲れ様。みんなイケメンだったよ」
それなりに好感触ですねえ。魔王と一緒に動く機会は少ないので、ここで上げておけるとベストです。
「未熟とか言っときながら強いじゃねえか。浮かねえ顔が似合ってねえぜ」
「面目ない。少々料理でトラブルがあってね。精彩を欠いていたかもしれない」
はいイベントフラグですねえ! 何があったのか話して、どうぞ。ホラホラホラホラ、聞かせたきゃ聞いてやるよ。
「そうだね……イケメンとして、泣き言はみっともないけど……」
セーレのイベントですが、これは修行に使えます。イケメンは戦闘できるやつの中でも未熟な部類ですが、だからこそ覚醒のためにバトル要素のあるイベントが多いのです。
ただし貴族とのいざこざみたいなやつはNG。ホルガンくんは勝てません。逆に霧が出ておかしいゾ。みたいなイベは好感度も経験値も稼げてうま味です。
「実は……イケてる領地に霧が立ち込め始めてね。これをどうにかしたいんだ」
やったぜ。当たりを引きましたね。じゃあどうせクエも受けてないんで、そっちに協力するっていうのは……どうかな? クエスト形式にして単位もくださいオナシャス!!
「いいのかい?」
「どうせ修行する場所が欲しかったんでな。魔王様なら報酬もうめえだろ?」
「いつも美味しいお食事をいただけるお礼ですわ」
ギルメンも異議はないようです。みんな強くなることに真摯で嬉しい……嬉しい……いっぱい感じちゃう。
「ありがとう。では連休を使って領地に招待するよ。君たちのイケメンハートに応えられる、豪華なおもてなしにしないとね!!」
かーなーり都合よく進んでいますね。これはコミュの取り方や魅力とかにもよりますが、まあ原作キャラとかかわれないゲームってなんやねんというね。コンセプトが壊れるわ……(しんみり)という都合によりイベントは起きやすいのだ。
「では今回のクエスト報告に行こう。終わったら打ち合わせをするよ」
ウッス! これでまた実力がパンパンにパンプされるぜ!
連休は五日くらいあるといいんだよね。だってさあ、全然ステータス上がらないキャラとかいて、マジおいたわしやじゃん。
「さあついたよ。ここがイケ領地だ!」
学園から魔界に行って、そこから列車で移動するムービー入って領地です。
セーレの領地はパリの都をイメージしているらしいです。
イケメンだからおしゃれでかっこいい場所。つまりパリ。安直だな!
「観光したいところだけど、まずは城に行こう。学友を連れて帰るなんて久々だから、きっとみんな驚くぞ」
「久々がオレらでいいのか? つーか魔王だろ? 交友は広いと思ったが」
「魔王の息子というのは気後れさせてしまうのだろう、まともな友人は少なくてね」
そして出迎えられるセーレとホルガンくんたち。
このへんのやり取りは意味ないし、ガンガン飛ばしていきましょう。
会話なんて選択肢出なきゃ飛ばしていいんだよ上等だろ。
「食べながら聞いて欲しい。霧に乗じて暴れる者が出ている。基本的に兵士でなんとかなるけれど、なりたての魔王では威厳がない。父のように完全な統治は無理なんだ。不甲斐ないことだけれどね」
長ったらしいのでまとめます。このイベントは
・霧と一緒に出る敵を倒して発生源を探る
・敵はセーレが弱いうちに領地乗っ取りを考えるやつと判明
・領民と将軍をまとめて魔王と認められる
・見事撃破してハッピーエンド
というわかりやすいイベントです。ネタバレすんなって? どうして小説も読まずゲームもプレイせずにRTA動画から見てしまうんですか。
小説にない部分だった気もしますが、そこはゲーム買って、どうぞ。
「食べ終わったら出発しよう。夜に行動するのは危険だからね。日が沈む前には帰ってこよう」
「具体的にどこを探しますの?」
ここで選択肢が出ます。いきなり敵のアジトは選べませんので、証拠集めからいきましょう。最短ルートくらい記憶してるに決まってるよなあ。
今までの発生源で、二回霧が出た場所はないんですよね? なら次に出そうな場所に行くべきだと思いまっす。魔力とか吸い出せるポイントないすか?
「……ある。イケた判断力だねホルガン」
「うっしゃ、早速行こうぜ!!」
ほな向かいましょ。やってきました噴水公園。ここはマイナスイオン効果抜群のスポットです。実際に地下から魔力の源が水に混じって出てくるので、マジのスポットですね。その性質上、やはり霧と魔力をいじるとこの通り、うっすら公園全体に霧がかかっています。
「広いなこりゃ。はぐれたらシャレなんねえぞ」
「気をつけてくれ。イケメンの魔力探知すら曖昧にする。これでは顔が判別できない。イケメンかどうかの判断は各自に任せるよ」
「そこですの? あの……何か聞こえませんか?」
カタカタ音が聞こえてきたら戦闘です。敵は骸骨ですね。一撃で叩き潰せるので、さっさと処理しましょう。なんだその情けない骨密度は。
「こんなもんか? 何匹出てきても楽勝だぜ!」
実際マグナムの魔弾でほぼ殲滅できます。遠距離から連射できるメンバーは……最高やな!
「待て、誰か来る。未知のイケメンか?」
ここで来るのは敵側の魔術師とか、そいつが呼ぶゴーストくらいです。倒して情報ゲットしたら次に行きたいですね。急いでね。
「骨の騎士……か?」
「何者だ! 言葉が伝わるなら止まれ!!」
着飾った骸骨剣士が来ました。うわあ豪華な剣だあ。最悪です。こいつ勝てないんですよ。名前がないからです。
「構えよ、セーレの名を継ぐ者よ。後継に相応しいか試してくれる」
「喋ることはできるんだな」
「後継……ボクのイケメン度を測ってどうするつもりだい?」
「まず名乗って欲しいものですわね」
「名など無い。来い」
宝剣が抜かれ、湧いて出たゴーストの集団が賛美歌を歌い続けます。こいつを一定数倒すと術者が出ます。マグナム、サーニャちゃん、あの骸骨はセーレに任せてほらいくどー。
「よくわかんねえが、こいつらぶち抜きゃいいんだな!!」
「迅速に参りましょう。それがお兄様のお望みなら」
この世界の住人は霊体への攻撃が可能なので、幽霊とかザコもいいとこなんですよね。ただ魔力で攻撃すりゃいいだけなのです。
「ぐっ……強い……生前はさぞイケメンであったのだろう! だが、現世を生きるイケメンとしてこの勝負、負けるわけにはいかない! あとセーレの名にかけて!」
威勢がいいですが勝てません。この時点で勝つ手段が判明していないからです。
詳しく説明すると『〇〇を切った』の〇〇の部分が概念から存在しません。そのため存在しないものを切ることができないのです。同じ理屈で勝てません。無に何をしてどう勝つんだよという発想ですね。
神レベルなら名前がないという概念を切れるのですが、今は無理。
「うぅ……」
「足りぬ。セーレの名は地獄の親に届けよ」
あ待ってくださいよ~。こっちの殲滅が終わったので加勢しましょう。勝てなくても敵の攻撃を弾き続ければいいのです。ストレステストしてやりましょう。
「小癪な……」
ここでこいつに魔力を送っているやつを探ります。魔力の流れを読んで閃きレベルに任せれば……ほらそこのやつ、お前も見てないでこっち来て、どうぞ。
「気づくか。未熟な新魔王よりはできると見た」
ローブを着たいかにもな魔法使いです。こういう格好はメジャーすぎて誰か特定できず、モブと認識されるため、犯人を絞り込めず効果的です。これが初見プレイならな!!
「ここは退くぞ」
「君たちは何者なんだ?」
「セーレは先代だけだ」
会話になってねえんだよオラアン!! はえーすっごいこだわり。つまり先代しか認めない過激派、もしくは先代から弱体化したので乗っ取りたい人ですねえ!
「お前ではセーレは継げないさ。他国の侵攻に耐えるためには、より強靭な結束と強大な力が必要だ」
「ならば相応しき王であると示すだけです」
「我々を殺せれば、ひとまず認めよう。さらばだ」
そして消えます。魔法使いを殺そうとしても逃げられます。骸骨も消えません。なのでここで戦闘は無意味です。タイムが伸びちゃうだろ!
「消えた……いったいどうすればいいんだ……」
骸骨の服装と剣が気になる……気にならない? じゃけん、城で調べましょうね。
「そうか、あれが宝剣であるのなら、書庫に手がかりがあるかもしれない!」
セーレは誘導しやすくていいなあ。そんなんで領地経営大丈夫なんですかね。
城に戻ってセーレと部下が書物を漁っている間は自由行動になります。
ここで調べておくと戦闘が有利になる場所があるので向かいましょう。
「お兄様、お手伝いいたします。武器のメンテがあるマグナムの代わりとお思いください」
ナイスゥ!(建前)ナイスゥ!!(本音)
執事さんに先代のことや、敵とか死んでいった家臣について聞きましょう。
「先代はたいそうなイケメンでした。歳を取ってからもイケオジとして名を馳せ、そのイケっぷりで領地を経営しておりましたよ」
はえーやっぱりただしイケメンに限るは正しいんですねえ。
じゃあその中に先代と今のセーレを恨んでいる人とかいないんですか?
「先代は領民からも家臣からもとても慕われておりました。それを面白くないと思っている方々は反乱の際に裁かれましたので、もうほぼ存在していないかと……今でしたらそうですね……」
この話を続けることで先代信者と、この領地そのものを愛する人、そして先代に期待して死んだやつがいることがわかります。領地の人は民と国を愛している、というのがポイントですので、チャートにちゃーんと書いておきましょう。
「私が話せるのはこのくらいでございます」
アリシャス! センセンシャル!
あっそうだ(唐突)先代に反旗を翻した連中の墓と、先代が愛した場所とかあれば教えてくださいオナシャス!!
「かしこまりました。では詳しい地図もお渡しします」
完璧な執事さんだあ……そのプリケツをラケットで叩いてあげたいわ。
「親切にありがとうございます。必ず役立てますわ」
これであいつらの傾向はわかったので、次に出そうな場所へ先回りして罠を仕掛けましょう。次で魔法使いを捕獲すると、骸骨の正体に迫れます。
次回に続きます。
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