うらがき(本音注意)

(カメラの位置を確認しつつ)




 ふぅーなんとか今回も終わった。


 さてビール……は当直中だから飲めない。


 というか一昨日も昨日もしこたま酒飲んでるから、今日は流石にいらない!


 モンスターエナジーも飲む気にならないし、ティーコーヒーで一人乾杯だよ。


 ティーコー、ヒー?

 ダージリンコーヒー……アップルティーとコーヒーの融合……ヘンゼルがグレーてる……うっ、頭が(トラウマ)


 というかゴールデンウィークはゆっくりとしつつ、地元コン作品でも書くかって気構えていたのに、







 全然進んでいないんですことよ!(大声)




 なんでどいつもこいつも行き当たりばったりで声かけてくんねん。27の飲み会も前日だし、28日の買い物に至っては当日の朝だし。

 さらに弟も二日前になっていきなり帰ってくるって言うし2日の飲み会も前日呼ばれるし3日の飲み会は当日決まるし、なんなんやねん。計画性!


 というかそれに参加する俺も俺じゃん!←自業自得


 まあでも、仕事している方もいるんだし、遊びに行けるだけ贅沢なことか。色んな方に申し訳ないしな。


 そもそも、企画だって遅くとも4月中には完結させるつもりで、終わらなかった。なぜかってそりゃあれだよ。


 文 字 数 !


 9

 0

 0

 万

 字

 !


 多すぎるわ‼︎


 なんなの、ほんとマジなんなの? 今回は前回よりは長編が増えるだろうなーと予測はしてたんよ。丁度カクヨムコンの読者選考が終わったタイミングだし、読んでもらいたくて飢えてる長編が来るだろうなーとも。


 でも甘かった。こういう読みます企画って、ちょっと前までは本当に読んでるのかもわからない企画もあったし、全部読むといいつつ明らかに放置しているものも多々あったし。

 だから読みます系企画に期待を持たずに、まだ読まれる可能性高そうな短めな話で試してみる人も結構いるだろう。そう考えていたけれど甘ちゃんだった。


 むしろ開き直って長編一杯ぶっこんで頂きやがってちくしょー。


 そりゃ小説読むのは好きだし、一定量の長編の方が好きだよ。でも好みに合わない作品の長編はぶっちゃけ苦痛だわ。

 読むのやめればいいという、自分に課したルールのたるみについては、あとでぶちまけよう。


 物語が優れてる優れてないというよりは、やっぱ大事なのは好みだわ。批評家じゃないもの。ただ面白い物語が読みたかっただけの素人の感想だもの。


 そして今回やたらと触れたことは視点や人称の問題だね。我ながらうぜえなあと思いながら書いてはいたけれど、前回は気にならなかったのに今回は気になった。


 それは読み手としてより貪欲になったのかもしれないし、何かを言わなきゃというおかしな強迫観念もあったのかもしれない。まあ理由はどうあれ、気になったのは事実だし。


 むやみやたらと別キャラに視点変わることも、やっちゃいけないとは言ってないんだよ。単純にそこで語っちゃうと興醒めだなって思うと嫌だなって思うわけよ。

 今まで残虐に主人公を追い詰めていた敵キャラに視点が移って、実はこういう事情でしたっていうね。敵キャラサイドにもドラマ性をもたせることも手法の一つだよ。でもそれをやられすぎると萎えるわけ。主人公側に感情移入してたのに敵側にも心情的に加担しなきゃいけないとか、そうなると戦いの意味も意義も変わってくる。読んでる身としてはどうすりゃいいんだよ。いいとこ取りしようとし失敗していると、感じる時があるのはほんともったいない。

 恋愛を成就させるまでを描く場合なんて、これも書きすぎちゃうと萎えるよ。くっつくのはわかってるんだ。くっつくまでにどれだけ引っ張ってドラマティックに演出できるかが、個人的には腕の見せ所なんだと思う。


 敵キャラやサブキャラによく視点を当てるのって、今思い出した中ではとある魔術の禁書目録がそうだね。あの話は面白かったけど、それでもやっぱり今は気になるからね。プロの作品で支持されていようとも、あくまで感想としてはやりすぎはうざいって感じてしまう。


 他に視点についてで思い出したけど、『思い出預かります』って小説はハナから三人称だし、視点が別キャラに変わることはまあまあ許容はできるんだ。けど最初にスポットが当たったのが小学生の兄弟で、その子らが中心に展開していくのかなーと思ったらあとで出てきた女子中学生がメインだったよ。

 話は面白かったけど、おまえかーい! ってなったわ。


 そして書き方が悪いのかもしれないけど、決してやっちゃいけないとは言ってないからね。


 やるのはいいけど、俺が勝手に効果を発揮してるとか思わなかっただけであって、誰かは面白いって思ってるかもしれないからね。

 感想なんて千差万別なんだし、それこそ大多数の読み手の感じ方なんて知らないからね。


 それこそあくまで一感想なわけなんだし、俺は俺の視点でしか語れねえから。


 ぶっちゃけた話、プロの意見ですら参考になるなーと関心することはあるし、逆にプロなのに全然参考にならないって思うこともある。あまりにも独善的だけど、一番信じているのは自分の感性なんだ。


 正しい正しくないじゃなくて、ただこう思うってことを信じているだけなんだ。思ったことは事実なんだし。


 そしてそれがいいというわけでないこともわかっている。結局何を吸収していくかっていうことを決めるのは自分自身だ。でも、自分の好き嫌いの感性で決めるってことは、新しい感性を受け入れられないってリスクもあるんだ。


 時代は急速に変わっていくし、好みや娯楽も消費されてどんどん変わっていく。そんな時代が悪いんだ。温故知新の精神を大事にして、古き良きものを讃えよう。そういう心意気はとても立派で、その気持ちのままに過去の名作を称えて、過去から続いているルールを守りながら書いていくこともとても良いことだと思う。


 けれどね、本当に時代を作っていくのって、ルールを守る側じゃないと俺は勝手に思うんだ。


 ルールを作る側なんだ。ほかの誰もが手を出せなかったようなことを、自分の武器として磨き上げた時、それは一つのトレンドとなり先駆者となりえると思うんだ。


 去年とても流行った仮想通貨で儲けた人は誰だろうか。それはきっと、初めの方に作ったり始めたりした先駆者たちでしょう。

 市場が成熟しきって、ある程度ルールや手法が確立しちゃった分野では、もう大儲けが難しいわけですよ。初めからやっている人の方が、経験も知識もあるから俄然有利で、後からただ始めるだけの人に勝ち目が薄いことは、そりゃあもう自明の理でしょう。いきなりFPSに手を出した初心者は上級者にボッコボコにされるでしょう。


 世の中は全部とは言わないけど、やっぱ始めたもん勝ちだよ。








 で、何も知らないけど、こういうことを面白そうだってやってみるその熱意、とても尊くてグッドだと思う。


 とりあえず面白いことを思いついたから小説を書いてみた。大いに結構!


 けど、必須じゃないとはいえ、何らかの学びは得ていくような行動はしてもいいかもしれない。


 自分じゃない他者が書いたものって、それだけでもう価値がある。少なくとも自分に書けるものじゃないから、今まで思いも寄らない価値観を得られたりする。


 全部を学んだ方がいいなんて思わない。けど、やり方やルールや考え方は多少は知っておいてからの方が、より良くなる可能性は上がると思う。


 ルールを壊したり作ったりすることが上手くできるのは、きちんとルールを知っているからだろう。


 ルールに縛られる故の弱みだったり固定観念だったりがあるから、発展性のない物語になってしまっている可能性もある。だけどその視点に気づけるのは、ルールについて知っていたり考えていたりするからだと思う。


 そして斬新な手法が認められていくのは、それを面白いと思わせるための力がなければ意味がないように思う。


 読んでて面白くない文ってある。自分の話を思い出してもあるもん。こんなん読んでて何が楽しいんだって。


 説得力を持たせるだけの力を、まずは培っていかなければならないと思う。結局のところ、その気があるかはまあ別としても、色々なものに触れてみることは大切だなって思う。












 でも結局一番大事なことって、自分の力を信じてあげることだと思う。


 割と自分の作品であっても、時間が経ってくると色々な粗が見つかって、改めて考えると自己批判的になったりはするけれど、それでもまあいっかって思う。


 自分が面白いと信じて書いたから、それは間違いなく面白いのである。そう思っている。


 粗があるし、他人からすれば気になるところも多々あるんだろうが、それでも面白いからいいやってくらいの気概は欲しい。


 読んでくださってありがとうございました!←そんなことを言っている裏では『お前に何がわかるんじゃふざけんなボケが』とか思っていても全然いいと思う。というか、もし批判を全部聞き入れて反省して全部書き直すとかされてしまうと、戸惑ってしまう。


 それでよくなったりもしかしたら前より悪い部分もあったりとどうなるかわかんないから一概には言えないけれど、自分の力と自分の作品に自信を持てばいいのにって思う。


 だって好きなんだろ?


 批判しやがってふざけんなって思いながら、もし言われたことに思うところがあれば直したり直さなかったりすればいいし、人に言われたことくらいで全てを変えることはないと思う。


 それは悪意があるのかもしれないし嫉妬もあるのかもしれないし純粋に好みが違うだけなのかもしれないし本当にただ単にできが悪いのかもしれない。


 でも何が正しいかはわからない以上、もう好きに解釈すればいいさ。


 自分と自分の作品に自信を持ちつつ、もっと良いものを目指していくっていう、そういう気概でいてくれるほうが、俺はただ単に好きだなってだけですよ。















 それにしても、今回の企画っていいとこもあったしダメなとこもあったなー。


 ウケが良かったのはキャラクターくじは。というかなんでオカマが人気なんだよ。そしてなんでノリノリで書けんだよ俺。嫌だよそんな特技。


 まあぶっちゃけ、特殊が出た時は嫌な顔したもん。ただでさえ感想文書くのもけっこうな労力だというのに、キャラになって口調変えたりボケたりしなきゃいけないとか、クッソ疲れる。

 でもいい意見もあったことだし、まあこの件はいいか。


 そして読む順番はくじ引きも個人的には良かった。


 どうしても気になる作品から読むことにしちゃうと、後半の作品って興味が薄いものに当たる可能性が高い。ただでさえ疲れている時に興味が薄いものを読んじゃうと、もう感想すら書けないかもしれない。そうなるよりは、ある程度くじで順番をランダムにしてしまった方がまだ公平性は増すような気がしたんだ。まあ疲れている後半に当たられた方には、正直ごめんなさいしなくちゃとは思う。決して撤回はしないけど。


 次回予告は……初めはやる予定なかったし!


 結局最後まで続けちゃったし。


 途中からネタなくなって、もう大変だったっての。なんか言わなきゃとか考えちゃうこの精神の辛さ。




 で、やっぱり失敗だったなーって思うことも多々ある。


 まず甘口はいらなかった。ただ単に甘口にかこつけていいとこと当たり障りないこと言うだけでは面白くも何ともない。


 せめて特殊くじに加えて、甘口っていうくらいだから引くくらい誉め殺ししても良かったかもしれない。


 そしてくじの順番も、今後は長編短編とかわけるかもしれないし、あまりにも文字数が多すぎたので、やりたくはなかったけど制限をかけなければいけないかもしれない。あくまでまたやるっていう可能性の薄い話があるのであればだけど。


 そして、前回全部は読み切れなかったていう後悔から導入した文字数記載システム。これがあったから途中で読むのをやめるということはできなかったね。

 途中でやめちゃうと、どれだけの文字を読んだのかわからなくなるから、文字数を正確に増やすには読みきれるしかなかったわけだ。目論見としては成功したけれど、このシステムのせいで途中でやめるという選択肢がなかった。


 多分次回があれば文字数システムはやらないと思う。キツすぎる!


 狙い通りだっただけに、文字数システムが憎すぎる。ぐぎゃああああ(謎の叫び)。


 でも、塩梅って難しいなー。


 今回やったことを次回やらなくなったり、規模を縮小させすぎると、企画がショボくなってしまう。適正な大きさやバランスはあると思う。


 けれど、多少は追い込んで無茶なことをしているからこそ、見ている方もぶっちゃけ面白いと思って頂けるものだと思う。ハナから達成できそうな目標に挑むよりも、ちょっと難しそうなことに挑戦するほうが、ワクワクも増していくのが人情ってものでしょう。


 期待やプレッシャーがあるからこそ、やっていけるのだから。楽な方へ流れていくと多分学びは少ないだろうし。


 ある程度の無茶な感じを残しつつ、楽しんでもらう方法は何かないもんか……










 あっ



















 誰 か 他 の 人 も 同 じ こ と を や れ ば い い ん だ←名案















 あなたのチャレンジ、











 待 っ て る よ (ニッコリ)



















 完
























 次回予告











「遠藤はもう……許されたのだ」


「許されたって、どういうこと?」


「前回の企画を終えた彼は、作品を紹介するという使命に燃えてしまった挙句、意識はカクヨムに囚われてしまったのだ」


「だから現実世界の遠藤は、暇が空くごとにカクヨムを眺めたり、なんか変な声上げてキーボードを打ち込んでいたりしていたのね」


「加減を知らない、哀れな男だよ。けど今回、気合いを入れすぎたことは怪我の功名でね。あまりにも過酷な状況に発狂しかけて、一時的とはいえカクヨムとは適度な距離を取るという選択ができたのさ。何事もやりすぎは禁物。入れ込んだ分だけ、感情が反転すると大嫌いにもなってしまうからね」


「ある意味、呪われていたって感じね」


「そうだね、まさに呪いだよ。好きなものを好きでいるためには、寄り添っているだけでは不十分だよ。適切な距離を保っているほうが、案外冷静に見られるものかもしれないからね」


「ヤマアラシのジレンマ、みたいね」


「近づいたり離れたり、色々な感情や距離感を経験して、またちょっとずつ近づいていく。痛みも喜びも感じながら、より深く物事に関われるようになっていくんだ。そう思うよ」


「めんどくさいのね、ほんと」


「ああ、とてもめんどくさいんだとも。でも、めんどくささがあるからこそ、時間や苦労をかけたものを愛せるんだ。星の王子様って物語を知っているかな?」


「きいたことはあるけど」


「王子様はね、口うるさくて文句ばっかり言うバラを育てていたんだけど、他の星に行って知るんだ。自分が育てていたものと同じバラはいっぱいあるってことを。その時に王子様はちょっと落ち込む。自分が特別だって思っていたものは、実は巷にありふれた珍しくもなんともないものなんだって」


「思ったより救いもない話ね」


「話はここからだよ。でもね、王子様が見つけたバラはみんな綺麗だったけど、王子様にとって一番綺麗だったバラは、自分が世話をしていたバラだって気づくんだ。どうしてだと思う?」


「綺麗に咲いたからじゃないの?」


「それはそうかもしれない。けれど、違う理由にも気付くんだ。王子様が丹精込めて世話をして咲かせたのは、あの口うるさいバラだけだって。時間をかけて、時にムカつきもして、でも水を注ぐように愛情を滴らせたバラは、たった一つだけだったんだって気付く」


「苦労をかけた分だけ、愛情も深くなったってことなのかな」


「きっとそうさ。きちんと時間をかけて、自分が世話をして、自分が愛したから王子様にとっての特別になったんだ。それは人間関係だってそうだろうし、大切になったものだって同じことだと思うよ。時間をかけて、苦労もしたけれど、向き合い続けて心を投じたから、彼にとっての特別になったんだ」


「ふうん。そっか……」


「愛するってことは正しいやり方はわからなくて誰も教えてくれない。けれど、苦労して見つけた自分自身の愛し方に気づいた時、きっと自分だけの特別は見つかるんだって、そう信じてる。

 だからきっと遠藤も






















 またこの企画をやると思うよ(ゴッドスマイル)」





















 無理無理無理無理無理無理無理無理。


 何勝手なこと言ってんだこの野郎⁉︎←多分神


 あまりにも勝手なこと言ってるとぶっ飛ばすぞこんにゃろーって何まだ撮ってんだちょっとカメラ止めろ



















(今度こそ)完

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