世界が重なる前に、心が揺らぐ前に 期待の新筐体様

 20年前くらいに潰れたパチ屋が、ずっとテナント募集になっているんですね。


 ずっと無人で、買い手がつかないんだろうなーと思っていたら、


 ふと見上げると







 誰もいないパチ屋の三階に明かりが……











 まじなんなの?(怖)
















 世界が重なる前に、心が揺らぐ前に 期待の新筐体様


 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883464874


 そしてくじは普通です。













 僕は最愛の人を失った。


 タバコを吸いながら物思いに耽ったところで彼女が生き返るわけではないし、かといって映画のフィルムのように自動的に流れ行く思考を止めることなんて、出来た人間でもない僕ができるわけはない。


 彼女のいない世界に、果たして意味なんて、あるのだろうか?


 僕のせいでとある彼女は猫になった。とある彼女はきっと僕を恨んでいるはずだ。


 絶望に囚われた僕にとっては、生きていてもしょうがないのだから死ぬべきだろうか。おそらく僕は負けるだろう。世界という何かに。解明できていない不可思議に。


 僕が死ぬことで全てがおしまいになるのであれば、僕は喜んでこの心臓をさしだし、血や汚物にまみれながら存分にみっともない最後だって、全力で演じて見せるさ。さながらみえみえの大根役者のように。


 でも、できることなら最後に、生きている君に、会いたかった、な。


 千尋……。



















 ねえ僕これはどうしたらいいの?(遠藤ショタ)


 交互で読んでいたもう一つの意味が、今ここに。


 あれです、好みに合わないという問題があれば、実はこちらにはちょっと違った問題が。


 文章が合わなかったんです。


 交互に読むと少し気にならなくなるという、こんな企画をやっていなければ発見できなかった小技を得ました。


 本文からそういった要素を抜粋してしまうのは個人的に嫌なので、せめて雰囲気だけでも伝わればとのあらすじです。うまくできたわけではありませんが、


 言葉をもっと細かく区切って欲しいです。一文の中に例えや装飾、逆接など意味を付け加えすぎると、わけがわからなくなります。


 いやわけはわかるのですが、読者に読み取る努力を強いる時点で、それはちょっとキツイでしょう。


 ある意味物語の雰囲気とは合っているんです。最愛の女性を亡くしたのに明るく力強い文体はおかしいですし、精神状態的に不安定で、思考があっちゃこっちゃいく感じはマッチしていると言えなくもないと思います。


 でもこれはマッチしても残念ながらダメなパターンです。


 ちょっと村上春樹先生とか市川拓司先生を思い出したのでパラパラめくってみました。


 村上春樹先生は難解な表現はなさるけど、リズムを刻むように短い文を挟んだりと案外読みやすかったです。でも意外と◯◯は言ったみたいな単調な表現多いな!(あくまで独り言です)

 まあでもそこを装飾しすぎると結局読み辛くなるからまあいのかもですね。


 ああ、市川拓司先生の方は多分近いかもしれないです。美しい表現の中に、たまに殴りたくなるような表現(暴言)。まるで世界に当たり前に存在する見えない宝箱を開けたような、ちっぽけなわくわくを孕んだ文章(鳥肌)。


 まあともかく何が言いたいかと言いますと、文章が外国の七面鳥みたいな。ドライフルーツとか色々詰め込むんでしたっけ? 詰め込みすぎは良くない。




 この物語の問題はもう一つです。


 物事がある程度完了している状態からスタートです。そういった物語って、『どうしてこうなったんだろう気になる!』って読者を導かなければならないと思います。


 で、主人公が亡くなった彼女や、関わりのある女性と会話をすることで現状を確認します。どうやら不思議な出来事を経て、しかも世界が滅ぶかもらしいです。


 彼女が死んだことを悲しむことは当然わかりますが、ただどうにも彼女の実態が掴めず、まるで感情を共有できないのです。


 最後まで読んだから言いますけど、最後まで彼女のことがよくわからなかったです。


 そしてなんと言っても、超展開。


 言いたくなったのでもう一回言います。


 超・展・開!←言いたかった。


 作者様の中では繋がっているのだとは思いますが、どうにもよく分からない部分が多々ありました。一つ言えることは、SFですので、多少の無茶はつきものです。


 でもやはりSFの問題点って、謎を提示しすぎたり説明を端折るとわけがわからなくなってしまうということですね。


 まあ色々と紆余曲折があっていいエンドに辿り着いたけど、感情移入が出来なかったというところが……。


 もう今更ですが、今回に至っては辛口です。


 やりたいことをごちゃっと入れ込んだという印象でした。




 作中の主人公が、だいたいこんな感じのことを言うのです。


 伏線も前置きも何もない急展開だ。ミステリーだったら駄作だ。


 このメタ発言、なかなか興味深いです。


 ごめんなさい









 これはブーメランですぞ。














 でもこういった思い切った物語を最後まで作れる思いって、眩しいです……(目を細めながら)
















 7418000

















 昨日の疲れが残ってますねえ。


 せめて次の物語ぐらい示しておかねば。
















 ネガティブ・バレットーー虐殺症候群ーー Trijicon.(トリジコンドット)様


 タイトルから感じる。


 厨二の心!


 読み進めます。



















 次回予告
















 二週間ぐらい、一人称が『我』だった小学生時代。















 あああああああああああああああああああああああ。

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