お届けしますっ!!AZot商会 世楽八九郎様

 たまたま点けてたテレビで大化の改新特集やってました。


 中臣鎌足とか久しぶりに聴きましたね。


 クラスで一人くらい、この人の名前を弄っている奴はいませんでしたか?


 なかとみのかまたり


 なまごみのかたまり。


 うっかりテストで書きそうでした。















 お届けしますっ!!AZot商会 世楽八九郎様


 https://kakuyomu.jp/works/1177354054883705676


 自主企画お疲れ様でした。


 世楽様には世楽様の色が出ていて、とても楽しませていただきました。


 そんなわけで、敬意を評し、キャラものでいきます。


 いつか約束したコメント通り、豚トロでいきます。




















 脂肪が燃えて、室内に煙が充満する。油で滑る換気扇はひたすら働いている。肉厚した身から雫がしたたる。ポトリと炭に落ちて、熱に触れて蒸発する。


 物言わずただ炙られる姿には食欲をそそられる。パチっと爆ぜたような音は熱された黒炭か、旨味が漏れ出す音か。


 健康的なピンク色が、成長のように肉々しさを増していく。ゴクリ、と喉がなった。肉が焼ける香りを認識した時、食欲は怒涛に押し寄せて思わず手が動いてしまいそうになる。


 早く、早く焼けてくれ。


 欲望に支配され、懇願が漏れる。


 それでも網の上で鎮座するそれは、人の意思などどこ吹く風で悠々と姿を晒している。


 まだだ。まだ食すには早い。豚肉は牛肉より寄生虫が付きやすく、細菌によって傷みやすい。楽しい食事の場において、食中毒となってしまえば、せっかくの楽しい場が台無しだ。


 食欲と理性の葛藤を嘲笑うように、豚トロはたった一言だけ声をあげた。


 豚トロ『ジュワぁ〜』














 6798000
















 次回予告












 極彩遊戯 野沢 響様














 この焼肉は、焼きにくいなあ。

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