フォール・アシッド・オー⑬
敵は有象無象の大群であった。先の尖った槍のような武器を手にした者もあれば、触手のような腕にレーザーソードを全て手にして飛び掛かって来る者もある。中には狭い通路であるにもかかわらず、大型のスナイパー銃を構えて来る者もあった。
「小紋殿、数や力で攻めて来る敵には拳銃ではとても太刀打ちならん!! キミは俺が討ち漏らした者だけに狙いを定めてくれればいい!! クリスは小紋殿の援護に回ってくれ!!」
「了解したよ、デュバラさん!! 僕がいる限り、クリスさんには手を出させないつもりだからね!!」
「全て了解!! 二人とも、愛しているわ!!」
言うや三人は、廊下の壁を背後にして三段構えの陣形を取った。先頭はデュバラが担い、そのすぐ後ろに小紋。そして
デュバラは必殺の
先手はデュバラのチャクラムが
しかしピンクの私兵共も気力では負けてはいない。デュバラの驚愕たる殺人の
「小紋殿すまぬ、隙が出来た!! 第二陣は任せたぞ!!」
「了解!! これからが僕の出番だよ!!」
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