地球での魔法
無事地球に戻ってきた訳だが当分転移・転生はやめようと思う。
主な原因は魔力の消費だ。今回の世界では魔力を2億ほど使ってしまった。
しかし魔力の消費は俺だけではない。それが大きい。
転移には5000万の魔力が必要だ。しかしこれはラースが解消してくれる。
だから2年ほど地球に留まる予定だ。
そして俺の能力はこの世界では、攻撃的な考えでは核兵器。政治的にはバブル景気に強制的に入ることが出来る。そして弾けるのも俺独断でできる。
そして技術を1000年は伸ばせる。
まあそれを実際に行う訳だが。まずは資金が必要だ。元の金が無ければ紙幣をコピーすることもできない。
そこでだ。借金会社から金をかりてその場で増やして即返す。利子が付いても関係ない。
「それでいいかな?」
3人は了解してくれた。ちなみにラースは1回天界に帰った。きっと勝手にうろついて怒られていることだろう。
まずはこれだろ。お金を手に入れる!
すぐに金は手に入れられた。諭吉だ!適当に作った宝石を売るだけだ。
そしてホテルに戻る。そこでこの1万円を100倍に。それを更に倍にする。それを繰り返す。
まずは家を買うことにする。高級ホテルだ。ひとつの階に人部屋ある所だ。そして最上階とその一個下は繋がっており二階建てだ。
そこを買う予定だ。
まず増やした金を銀行に預けたい。しかし預けられる額は決まっている。そこが問題だ。だからそれまではこのアイテムボックスに入れておく。それも俺にしか開けないから心配はない。
そして家等の金の支払いについてはプロに頼ることにする。前世ではローンとか組んだことなかったからな。
「快適だなぁ。」
あのあと。あの大金は銀行に話して預けた。そして今後の仕事とかも色々聞いたら投資家になったり、マンションとか経営するといいと言われた。
投資家は難しそうなのでマンション経営をやることにした。実際前世、高1だったし。
アルナたちにもマンションを経営してもらう。
アルナたちには1人1個マンションを持ってもらう。そしてそのマンションは都心の駅近ビルだ。土地が高いんだよねー。まぁ関係ないけど。
そしてこの家には一人一部屋。個別の風呂付き。2階のベランダにはプールがある。快適すぎる。
しかし俺達には秘密がありすぎる。この家は広いため掃除などに手を回す暇もない。けれど一般人を雇って魔法が見られたりしたら厄介。
そこでラースに頼んで俺を殺した転生の女神を雇う事にした。
「よろしくね。名前なんての?」
「はい。私はルフィネです。」
「じゃあこの家の家事を任せるよ。」
「はい。こう見えても固有スキルを自分につけたのでばんのうですよ!」
いいのか?それ…俺の時はあんなに渋ってたのに。
俺が経営するマンションは一般的な都心のマンションの八割くらいで経営する予定だ。赤字にならないから安くてもいい。赤字になったら金を増やす。
これは酷いな。偽札なんて可愛く見える。
そしてチラシや不動産などに掛け合うのも能力を使う。チラシは1枚紙があればコピー機不要でできる。不動産には【絶対待遇】で俺のマンションをできるだけ見てもらうように仕向ける。
そしてこのマンションの使い手は転生して帰ってきた人間を管理する場所。
あちらの世界で宝石など地球では珍しいもので部屋を借りる。その宝石などは俺が鑑定して売る。
転生者は帰ってきてから色々と事件に巻き込まれやすい。
能力を保持したまま帰ってくるものも軍事利用されかねない。
最初のターゲットは一緒に転生したクラスのあいつらだな。
ちょうど大学に通う人も、社会人になる人もいる。
まぁ連絡は1人にして周りに伝えてもらうか。もちろんこの人玲二。
「久しぶり秋水。マンション経営するなんてすごいね!でもこんな都心のマンション高くないの?」
「まぁ。臨時収入があるんでな。あと、お前ら転生者は異世界で地球で珍しいものを持ってくる。それを俺が鑑定してこっちのお金と交換する。それで払う。どうだ?」
「それはいいアイデアだね。僕もこっちの世界ではこの力を使うことがなくて困っていたんだよ。でもどうやってあっちの世界に行くんだい?」
「それは俺の転生魔法をかけた部屋をつくる。もちろん防犯カメラで俺がいつどこでも見れるように管理する。そしてその部屋に入るのも俺の許可で入れる。」
「それなら部外者には関わられずに済むね。」
まぁ見られたら薬でその記憶消すからいいけどね。
「じゃあ今日帰ったらみんなに連絡してみるよ。」
結果クラスのメンバー全員入室することになった。部屋は小さくないので2人で住む人もいた。俺のスキルで外から見た広さと内側の広さは違う。もちろん転生メンバーが住む部屋だけだ。
これからは愛しい地球での生活だ。
異世界に転移したら、世界が俺を暴走させようとしている。 未雷 @raze
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