この作品を見る前に、この作者様の『二月十四日のこと』という短編作品をご覧にいただくことを強く推奨します。何故ならこの作品は『二月十四日のこと』と深くリンクしているからです。
もちろん、この作品だけでも楽しめますし、こちらが先でも楽しくご覧いただけます。
この作品の主人公が想いを寄せる少女との距離感や、それぞれの不器用さが伝わってくる作品です。学校での生活。秘めたままにした自分の想い。そして卒業。偶然。スマホでつながる社会であっても、二人をつなぐのは言葉であり、現実の生活である。そう感じさせられます。
そして最後はこの作者様の真骨頂。ストン、と腑に落ちます。