第8話 リベンジ
「第一回祖父と孫のトランプ・将棋リベンジマッチ戦」
「さあ、始まりました、リベンジ戦。実況は七勝でお送りします。」
正直、二人でやろうと思っていたが爺ちゃんのデカイ声で七勝さんに聞かれてしまいこんな大会みたいになってしまった。
結局、店長さんまで応援に来る始末…。恥ずかしいわ!
「ええやろー。人多いほうが楽しいし盛り上がるじゃろ?」
「店長さん、人数あわせで参加して!(強制)」
そしてトランプのリベンジ戦が開始。
「いい戦いを繰り広げてますねー。こういう戦い、私(七勝)は大好きでございます!!緊張感が伝わってきます。」
それから数分後、爺ちゃんのミスによって決着。爺ちゃんはリベンジを果たすことは残念ながらできなかった。
つづいて将棋の試合がはじまった。
「えー、次は将棋です。私は詳しくないですが勘でお伝えしようと思いまーす!最初の一手が気になりますね。」
両者とも慎重に駒を指してゆく。時間をたっぷり使い終盤に差し掛かった。
「甘い。」
爺ちゃんは一言だけ言葉を発し笑みを浮かべた。
その直後、爺ちゃんの猛攻激が始まり、結局大敗となってしまった。
「これは、爺様の圧倒でしたね。知也氏はあの爺様の一言以降、勢いに飲み込まれてしまいましたね。両者ともリベンジを果たすことはできず!という結果となってしまいました。」
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