サヨナラを言う前に

サヨナラを言う前に

君はいなくなったね

雨が降っていたのは

記憶の中か現の事か


時折、眠りに落ちる前に考えている

どちらだったか瞼の裏に答えもなく

だけど今夜、風が鳴り、記憶が畝る

雨だ、雨の気配が僕を包んでくれる


忘れていた君の顔が

広がり瞼を雨が打つ

眼を開けると君の顔

サヨナラを言う前に


斧が僕を叩き割るね

間違いなく君が笑う

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