ナンセンス、バァさん

バァさんがやって来る

メタルな髪を振り乱し


肉屋でナンカの挽肉を

一キロ、毎日欠かさず

買っていく


バァさんがやって来る

リヤカー引いて目を剥いて


朝には坂を駆け上がり

夕には坂を駆け下りる


バァさん、肉一キロ、走る速さ二十キロ超え

バァさんがやって来るメタルに髪を振り乱し

振り乱し、カクカク、カクカク、してんのに

なんであんなに速いんだ


見慣れた朝夕の風景

ナンセンスバァさん

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