Endless ending
笛の音が中夜の闇を震わせる
無垢な君の耳に一掬いの夜
そっ、と吹き込んだらば
僕らは等しく狂いゆく
手を繋いで眠ろうか
昏い夢と赤い海で
僕らはゆっくり
溺れて行くよ
融けていく
君と僕の
痛みと
快楽
死
暗転
意識が
裏返って
気がつけば
汽車の座席で
僕らは目覚めた
どこに向かうのか
死んだはずの僕らが
戸惑う内に赤い制服の
車掌が現れてほほえんだ
さて新たな生の始まりだよ
逃げられない永遠の悪夢の檻
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