バレンタイン後日譚「Like chocolate」
僕は君に恋をした
高く一本に結わえた髪
大きく真っすぐに見つめてくる瞳
少し小さめの手と
ちょっぴりおおきな右目の下のほくろ
ついつい目を向けてしまう
でも 目が合うと恥ずかしくてそらしてしまう
君と話している時 いつも笑顔でいてくれることが嬉しい
その笑顔は僕に向けられたものではなく
君が優しいだけだ
そうとわかっていてもついつい嬉しくなる
君がだれかと話しているのがとても気になって
好きなことが一緒なだけで嬉しくなる
ため息と一緒に好きって漏れてしまいそうだ
まるで君はチョコレート
君といるとき 甘く浸る時間に酔ってしまって
なくなるとまたすぐに欲しがってしまう
でも時々ものすごく苦い
いつも君の恋話には苦しくさせられる
それでも僕は君が恋しくて好きで好きでたまらない
代わりのガムでは耐えられず
やっぱりチョコが欲しくなる
でもいつかは
やっぱりやめないといけないのかなあ
一人の教室で今日も呟く
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます