第17話 ネクロ蘇生デッキ

「神獣リオルの攻撃!クラッシュ!俺が引いたのはパワー+3000」


これにより神獣リオルのパワーは6000、それに対しアリスのゾンビ兵はガード1000。


「私もクラッシュします」


アリスが引いたのはガード+5000のカードだ。クラッシュはモンスターに秘めてる特殊効果のことで戦闘時のクラッシュで山札から引いたカードのクラッシュ効果が発動する。クラッシュでめくったカードはSPゾーンに送られる。これにより両者のSPは4となった。パワー6000対ガード6000で相打ちとなる。アリスのターンだ。


アリスのターンでアリスのSPは5枚となった。


「私は墓地の道連れゾンビの効果を使用します。SP1枚を消費し、山札から3枚のカードを墓地に送ることで墓地から召喚できます」


場に1体の道連れゾンビ。攻撃は出来ないがこいつにはその名の通り道連れ性能がある。戦闘で破壊された時攻撃してきたモンスターも破壊する。アリスのデッキ枚数33枚。


「更に今の効果で墓地に送られたゾンビ犬を2体召喚します」


ゾンビ犬はSP1とデッキから2枚墓地に送ることで召喚できます。それが2たいなので、残りデッキは27枚。


「ゾンビモンスターはこのターン攻撃できません。ターンエンドです」


だが、ここからが俺のショータイムだ。手札にはケルトリス、アルパトラ、アクアトアの3まいのピースカードが揃っている。あとはこれを展開してJOKERそしてWORLDに繋げればユータの勝ちだ。ユータはドローする。引いたのは神獣ケルトのカードだ。


「俺はコスト3の神獣ケルトを召喚する!アビリティで3枚ドローしエンドフェイズに2枚手札を捨てる。そして場のケルトを生贄に神獣ケルトリスを召喚だ!モンスター効果で手札のパトラ召喚!さらに…」


「ストップ!」


アリスがユータの動きを止める。アリスはこのタイミングでスペシャルマジックを発動してたのだ。そのカードは冥府の土産。自分の場のモンスターを墓地に送り、送った枚数分相手モンスターを墓地におくれるという効果だ。この効果でアリスはゾンビ犬2体を墓地に送り、パトラとケルトリスを墓地へ送る。ユータの場はガラ空きだ。エネルギーを使い切ったのでやることがない。


アリスのターンだ。デッキの残りはユータが32でアリスが27枚。アリスはネクロ蘇生デッキのキーカードのネクロマンサーを召喚する。ネクロマンサーは墓地のコスト5以下のゾンビモンスターを召喚できる効果がある。その代償として手札を1枚墓地に捨てなければならないが…。アリスは手札を1枚捨て冥界の使いを召喚する。


「冥界の使いは手札とSPゾーンのカードを全て墓地に送ることで冥界王ベスティアを召喚します」


「くっ、、ここでそのカードが来るか…」


「冥界王ベスティアは場に出した時墓地のコスト3以下のモンスターを5体召喚できます」


効果で呼び出したのは道連れゾンビ3たいとゾンビ兵2たいだ。


「冥界王ベスティアで呼び出したモンスターは出したターンに攻撃できます。道連れゾンビ3たいとゾンビ兵2たいでダイレクトアタックです!」


「うわー!!!」


5たいのブレイクは3なので15枚が削られる。残りデッキ17枚だ。







  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る