木々を紡ぐ

息をする

きみは毎日、何をかんがえてる？

どんなことを考えて、何を思って息をしてるの？

きっと何かは考えて生きてるよね？

それってどのくらい先のこと？

凄く遠いことを考えて、そこに向けて息をしている？

それとも、いま息をすることだけでいっぱいいっぱい？

いま自分が、どこにいて、どんなふうに何をしてるのか、ちゃんと分かってる？

先のことを考えるのはいいけど、どうしてそうなるのか理解してる？

本当にきみが選んでるって、言い切れる？

どうやって未来が生まれるのか、知ってるの？

きみが考えるのは、おそらくきみの未来。

だって他の人の未来なんて、考えたってどうしようもないもんね。

でも、その未来があるから、それとそれがぶつかりあうんじゃないかな。

どうして、互いに違う未来を考えるの？

未来を決めてるのはきみたちじゃあないんだよ。

だって、その人の未来のまんまになっちゃったら、不公平でしょ？

その人の思うままの未来になったら、どうせ言うでしょ？「うらやましい」とか、「不公平だー」とか。

なんでそれが分かってるのに、自分の未来を考えて息をするの？

きみがいいなあって思ってること、本当にいいこと？

疎んでる物は、きみにとって都合がわるいだけじゃない？

きみたちは、いつも、自分のことだけを考えて、考えたフリをする。

別にそれでいいなら知らないけどさ、もう少し考えてみた方がいいんじゃないかな。