永遠に壊れることの無い関係
「大好き。愛してる。」
彼女はいつもこの言葉を言ってくれる。
「俺も愛しているよ。」
俺はいつもこの言葉を返す。
俺は彼女を愛している。しかし、俺の愛は歪んでいる。彼女を愛しているからこそ、彼女を殺したいという欲求が頭のなかで渦巻いている。
「愛しているよ。殺したいほどに。」
そう言える日はくるのだろうか。この関係が壊れない限り言うことはないだろう。
「愛しているよ。」
彼はいつもそう言ってくれる。
「私も愛してる。」
私はいつもそう返す。
私は彼を愛してる。でも、私の愛は歪んでいる。
私は彼のために死にたい。殺されたい。
愛してるからこそ、彼の心に残り続けたい。
「愛してる。だから殺してほしい。」
彼にそう言いたい。でもそう言ってしまえばこの関係が壊れる気がするから。この気持ちは隠しておかなきゃいけない。
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