三銃士よりも史実よりだけど完全には史実ではなくて。恋愛話に陰謀話に法律にアクション。いろんなテーマをぎゅっとつめこんだストーリーは読みごたえ抜群でした。この作者さんの小説はどれも読むたびに希望が膨らみ夢が湧いて賢くなれる。大好きです。
小説『ダルタニャン物語』で、主人公のモデルになった実在の人物シャルル・ダルタニャンの活躍を描いた歴史小説です。ヨーロッパ史大好きなので、『三銃士』の物語と背景などを照らしつつ、大変楽しく通読させて頂きました。個人的には、やはり宰相リシュリューのキャラクターがお気に入りです。この作品の中では単純な悪役に留まらず、清濁併せ呑む実際的な政治家として描かれている部分もあって、非常に魅力的な人物でした。
いやはや面白かった。三銃士の話は読んだことがないのですが、これで興味がわきました。登場人物も皆魅力的で、もっと話の続きが知りたいと思える内容です。これを機に、私も三銃士デビューしようかしら?
と聞いて、なにを思い浮かべますか!?そう、私はパ◯ラッシュでした。この作品を読むまでは。ここでは、タイトル通り、マリー・ド・メディシスの陰謀が描かれています。そして、ルーベンスの絵の中の人がマリー・ド・メディシスということを知りました。若き日のダルタニャン、シャルルの甘酸っぱい初恋も描かれております。あの人も、この人も、のちにだれになるかもな人も、描かれております。おもしろいです。三銃士が好きな方なら、すらすらと読めてしまいます。ぜひ、読んでみてください。