火蓋 暴走
周りは煙まみれ地面はえぐれ壁には爆発の衝撃によりヒビが入っていた
バクエン「終わったか...跡形も無く消し去ってしまったなフフフ」
とその場を後にしようとした瞬間である
魅愛「何勘違いしてんだ?随分単純な脳みそしてんだな?」
バクエンは驚く様子もなくゆっくりと振り返る
バクエン「よく耐えましたねぇ...?」
不敵な笑みを見せる
魅愛「キモい顔見せんな 女を背後から攻撃するなんてさらにキモいぞ」
魅愛「しかも仕留め損ねてるしさらにキモい?私には傷一つ付いてないよ?」
バクエンは真顔に戻り拳を構えた
バクエン「次はそんな無駄口を聞かなくしてやる」
魅愛はニヤリと笑みを浮かべ
魅愛「かかってこいよ木偶の坊」
バクエンはその言葉を聞いた瞬間間合いを一気に詰める
そして素早く拳を振るう
振るうたびに爆発を起こすバクエンに対し
魅愛「図体に似合わず早いねぇ?」
と余裕を見せつつ水の壁を出し爆発を防ぐ
挑発混じりの魅愛に対しバクエンは
バクエン「図に乗るなよ!!小娘!!」
バクエンは足を振り上げ地面を踏み込んだ
次の瞬間 またも大爆発を起こした
1回目が比にならないくらいの爆発を...
周りは粉塵が舞う...バクエンは魅愛を見てニヤリと笑みを浮かべる
バクエン「大丈夫ですか?片腕ありませんよ?」
魅愛「....」
爆発の衝撃をガードした結果片腕が飛んだ
あまりにも大規模の爆発のためガード以外方法がなかった
バクエン「ふはははは!!あなたの負けだ!!そのままくたばれ!!」
と何も言わず立ちすくむ魅愛に対し罵声を浴びせる
すると...
魅愛「あは...あはははは...アハハハハハ!!」
大声で笑い始める魅愛
まるで悪魔が笑うかのように狂ったように笑い始めた
それを見たバクエンは
バクエン「壊れたか!!無茶もないな!!楽にしてやる!」
と再び拳を構える
すると
魅愛「今回ノ遊ビ相手ハ貴方?」
と発した瞬間
魅愛の周りに冷気が漂い始める
その冷気は魅愛を包み込み魅愛の姿を隠したそして冷気が一気に弾けると
飛んだ片腕には氷でできた義手が出来ておりその腕には冷気を漂わせる大鎌を持っていた
バクエンはその姿を見た瞬間
バクエン「け...形態を変えたところでお前に勝ち目はない!!しッ」
ズンッ
突然鈍い音がバクエンの体に響く
バクエン「え...?」
バクエンの両腕は宙を待っていた
傷口は凍っている
すると
魅愛「私ノ鎌ノオ味ハドウ?」
ケタケタと笑い始める魅愛
それを見て震え上がるバクエン
バクエン「バッバケモノ!!来るなぁ!!」
尻餅をつきガタガタと震え始めるバクエン
そんなバクエンにゆっくりと一歩一歩歩み寄る魅愛
魅愛「貴方モ私ノオモチャニナッテヨ」
と言うとバクエンの身体が凍り始めたじっくりじっくり体を蝕んでいく
そしてその場に1つ両腕の無い氷像が完成した
魅愛「アハハハハハ!!」
ケタケタと再び笑う魅愛
そして周囲を凍らせ始めた
白銀の世界に変わっていく
魅愛「全テ凍レコノ世界ニ鉄槌ヲ!!」
そう言い放ち氷の大鎌を振るおうとした瞬間
???「随分悪さしてる猫ちゃんだ事?」
その言葉と共に突然炎が魅愛を包んだ
けれど魅愛は大鎌を振るい炎を振り払った
魅愛「ヤッパリキタノネ?灰炎...」
そう言うと魅愛の目の前に火柱が立った
灰炎「帰りが遅いと思ったらこんな悪さをして...こりゃお仕置きが必要だな?」
黒く燃える刀を構える灰炎が現れた
灰炎「さぁ久々の夫婦喧嘩と行こうぜ?」
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