フェイクフェイス 日常

灰炎と衣乃は一緒に住んでいるマンションに居た


灰炎「よしよし!!」

衣乃「ダメダメ...!!」


灰炎「ほらほら行くぞ!!」

衣乃「ダメだってぇ!いっちゃうから!!」


灰炎「これでトドメだ!!」

衣乃「だめぇええええ!!」


そう言うと灰炎はコントローラーを持った手を上にあげ万歳をしている

灰炎「よしゃー!俺の勝ちー!」


灰炎ははしゃいでいる

その灰炎の横には頬を膨らませた衣乃がいた


衣乃「むぅぅ...!!」

不満しかない表情を浮かべてるが灰炎は気にせずはしゃぐ


灰炎「まだまだですなお嬢さん🎶」

そう言うと衣乃の額にキスをした


衣乃「ブシャーー!ッフーー この!!」

ブチ切れの衣乃は後に仰け反り灰炎に対し思いっきり頭突きを腹に当てた


灰炎「ゴファ!!」

空気が抜けるような声を出しその場に沈んだ


衣乃「やったー!!僕の勝ちー!!」

立場が逆転した衣乃が喜び灰炎が苦しんでいる

灰炎は腹を抱えてゆっくり顔を上げ衣乃に言った


灰炎「こ...コラッ!なんてことをするんだ...」

灰炎は息を切らきながら声を絞り出した


衣乃「だ...だって悔しくて...ごめんね...」

そう言うと灰炎を見てしゅんとした表情を見せた

それを見た灰炎は...


灰炎「大丈夫だよほらおいで?」

そう言うと立ち上がり腹を抱えていた腕を広げた

衣乃「んみゃぁぁぁあ」

涙を流しながら抱きついた


衣乃「ごめんね...ごめんね...」

灰炎「大丈夫!こちらこそごめんね」

よしよしと衣乃の頭を撫でる


灰炎「ところで...いつまで君はそこで盗み聞きしてるのかな? チヌ?」

衣乃は驚いた表情をした


???「えぇ〜?なんでわかった??」

バチバチと電気の音が聞こえた

そうするとゆっくりと人影が現れた


衣乃はキョトンとまだ理解出来ていない様子


チヌ「うーむいい所だったのだが...」

腕を組み悩んでいる

灰炎「残念w体温までは隠せないようだね 光の屈折率はバッチリだったんだけどね」


チヌと灰炎は何気ない会話を始めた

そしてやっと衣乃がその場の状況を飲めた


衣乃「って事は今までの行動全部見られてたの?」

まさかとういう表情を浮かべた

灰炎「え?そうだよ?見られてたよ?」

チヌ「いやぁご馳走様でした。良きものを見れました」

灰炎「だろう?極上だったろ?」

チヌ「いやでもねー少し重いわ」

灰炎「何を言いおるか」


また何気ない会話を始めた

衣乃は顔と耳を真っ赤にし頭からは湯気が出ている

そして衣乃はまた灰炎に質問した

衣乃「いつから知ってたの?」


その質問を受け灰炎は返答しようと顔を見たが...

灰炎「そうだなぁいつごr...あ...」

そこには衣乃はおらず魅愛がいた

それを見た灰炎は顔が青ざめた


灰炎は衣乃の顔を見ながらチヌに言った

灰炎「チヌ...こりゃやばいぞ...?」

ガタガタとしながらチヌの方向を見た

チヌも感じ取ったらしく表情が固まっている


魅愛はすくっと立ち上がり真っ黒な水を滴らせていた


灰炎「チヌ!!逃げるぞ!!」

チヌ「もうダメダァ!!回避不可!!衝撃体制に移れ!」

そんな騒ぎ始める二人に対し魅愛は微笑むこともなく


魅愛「私とあーそびーましょー」


その日そのマンションでは黒い水の大洪水が起きたという都市伝説が生まれた

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