フェイクフェイス 鬼炎さん

鬼炎「あははは!!雑魚ども!!口程にもねぇ!」

鬼炎は次々と迫り来る不良集団を業火でなぎ倒していく

1人 また1人と確実に仕留めていく


衣乃「ちょっとー!やりすぎじゃないのー!」

衣乃は鬼炎に大きな声で伝える

だが...


鬼炎「うるせぇクソアマ!!オメェを次に焼き殺すぞ!」

そう言うと体から炎がまた一段と吹き出る

その衝撃で飛びかかった不良集団は炎を身にまとい飛ばされていく


衣乃「はぁ...相変わらずだなぁ...鬼炎は...」

ため息をついた瞬間衣乃の首元に刃物が向けられた


鬼炎「テメェで最後だな!!雑魚どもが!!」

そう言い衣乃の方をギョロっと見ただが鬼炎に映ったのは

衣乃の首元に大鎌の刃を向けてる不良集団のリーダーと衣乃がいた

不良集団のリーダーはニヤニヤとしながら問いかけた

リーダー「オィ!!動くな!!こいつがどうなってもいいのかァ!?お前のだーいすきn」

鬼炎「いいぞ」

リーダー「は?」

鬼炎「だからいいぞ?殺してみろ」


まさかの返答だった

普通なら武器を置き命乞いをする所を鬼炎は躊躇すること無く真逆の返答をしたからである


リーダーはオドオドしながら鬼炎に怒鳴り散らす

リーダー「なんだてめぇ!!舐めてんじゃねぇぞ!?ほんとにこいつの首を落とすぞ!?」

それを聞いた鬼炎は溜息をつき言った


鬼炎「だから!!やれよ!!やらねぇなら俺がやってやる」

そう言うと鬼炎は衣乃に燃え続ける刀の先をを向けた

鬼炎はこれまで以上の殺気を放つ

炎がチラチラと黒く変色している部分もあった

それを見たリーダーは慌てふためいた

素人でもわかる程の殺気を感じ取っている


それまで黙ってた衣乃が喋り始めた

衣乃「君...もう逃げられないね」

そう言うと鬼炎に気を取られすぎて気づいてなかったが体の異変に気づいた

リーダーの体には 水 がまとわりついていた

体を動かそうにも1ミリも動かない

そして衣乃はリーダーに囁いた


衣乃「1回だけ私と死のうか?」

そう言うと衣乃はリーダーに笑顔を送った

だがその笑顔はまるでお前だけ死ぬそんな笑顔をしていた

リーダーはもはや喋ることもままならなかったガチガチと歯をならしまるでライオンに食べられる寸前の小動物の様に


衣乃「鬼炎さーん準備できましたよー」

衣乃は鬼炎に手を振った


鬼炎はニヤリと笑い衣乃に言った

鬼炎「上出来だァ!クソアマ!おめぇも動くなよ...ふたりとも真っ二つにしてやる...!!」


それを聞いたリーダーは今にも失神しそうである

衣乃はそんな動けないリーダーの後に周り言った

衣乃「キャーこわーい!リーダーぁ助けてぇフフフ」

まるでこの状況を楽しんでるそんな風に感じる


鬼炎「雑魚どもは死ねばいい!!しねぇええええ!!」

そう叫んだ鬼炎はリーダーの後に隠れている衣乃ごと横一文字で切り裂いた


リーダーはその場で意識を失った

衣乃もその場にバタリと倒れ込んだ


鬼炎「...アハハハハハ!!俺が最強だ!!アハハハh」

???「ほんとほんとすごーいすごーい」


鬼炎は舌打ちをしたそして知っているかのように問いかけた


鬼炎「衣乃ォ...いや魅愛...!!」

鬼炎は倒れ込んでいる衣乃にそう言った

衣乃?「はーい大正解デース また派手にやってくれましたねクソガキ」

さっきの衣乃とは雰囲気が違う

そう言う魅愛は切られた部分に手をかざした次の瞬間自分の傷がみるちるうちに治っていく

目を奪われるほど綺麗な水か傷口をすごいスピードで修復していく


鬼炎「また生き残りやがった...!!ちくしょう...!!」

どうやらなんどとこんな状況にはなっているようだ

魅愛はフフッと微笑み立ち上がったそこにはもう傷は無かった

魅愛は一歩一歩落ち込む鬼炎に近づいた

そして鬼炎の頬に触った

魅愛は耳元で囁いた

魅愛「残念でした。次を楽しみにしているね」と鬼炎に言い唇を奪った

次の瞬間周りには雨が降り出したとても綺麗色をした雨だ

丸焦げで虫の息の不良集団はみるみるうちに怪我が治っていく

そして目を開けることなく熟睡し始めた

真っ二つにされてたと思っていたリーダーは無傷

着られる寸前に魅愛が盾になっていた様だ

これまでの戦いを癒す様に雨が降り続いた...


雨が止む頃にはそこには鬼炎と魅愛はおらず灰炎と衣乃がいた


灰炎「...またやりすぎた...」

衣乃「あれは貴方じゃない...私はあの子を止めるためにいるやりすぎても大丈夫だよ♡」


そう言うと衣乃は優しく灰炎に抱きついた

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