第12話

「えっ?」

なっ、何だって⁉︎私のことが・・・

「好きだよ、麗奈」

透馬がもう一度同じことを言った時には私の顔は耳まで真っ赤。

「麗奈、バスケの賭け僕に負けたよね」

うっ。どうしよう。このままでは私は透馬にキスをされる・・・そう思った時、

「麗奈ー」

桃奈と未久が来た。助かった。

「桃奈、未久!」

私は2人の所に行く。

「あれっ、私たちお邪魔だったかな?」

未久が透馬を見つけて言う。

「ううん、大丈夫だよ」

私が言うと透馬が来て言う。

「帰り、正門で待ってるね」

そして体育館に入って行った。2人が

「あれあれ、どうしたの?もしかして何かあった?」

と聞く。私は真っ赤になりながら首を振るが2人は騙されない。仕方なく試合前に透馬と賭けをした事を話すと2人は

「頑張れ、今日は2人で帰んな」

と言い、体育館に入って行ったしまった。

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