第11話
最初のシュートが入ってもまだ試合は続いている。AチームとBチームはボールのもぎ取り戦的な事になっていてシュートが入っても必ず同じ点数分、シュートを入れる。中々点数が離れない。でも次第にBチームの方に点数がどんどん入っていく。私は焦って来た。追いつかなければ・・・そう思っていたのに
「ピー、終了」
試合が終わった。負けた。挨拶をし、試験の結果を聞く前に休憩時間になった。合否発表は10分後。私は体育館から出た。すると透馬が追いかけて来た。
「麗奈、試合前に僕が言った言葉、覚えてる?」
カーッと私の顔が赤くなった。そう言えばそうだった。
「キ、キスは好きな人とやってあげなよ」
私が言うと透馬が言う。
「するよ、今から」
へっ?
「だって僕が好きな人は麗奈だもん」
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