第13話

桃奈と未久とワイワイ盛り上がっていると集合時間になった。私たちは体育館に入った。試験を受けた人たちが久野先輩の周りにいる。

「じゃあ、発表するね。女子は加賀 麗奈、男子は如月 透馬。以上。2人は残ってね。」

あぁ、選ばれてしまった、しかも透馬というものと一緒に。

「やったね〜麗奈」

そんな私の心をわからずに来る透馬が言う。

「やったじゃない。何でまたバスケを・・・」

ため息をつきながら言うと

「それはさ、麗奈が俺との賭けに乗ったからじゃない?」

と透馬が言う。

「そ、そうだけど」

と言い訳をしていると久野先輩が

「じゃあ入部届けね。明日よろしく。詳しくは明日ね」

と言って体育館から出て行ってしまった。

「先輩行ったし、俺も着替えて来るから。正門で待ってるよ」

そう行って透馬も行ってしまった。ああ、着替えて透馬と帰るときは言い合い合戦なのかなー嫌だなーそう思いながら自分も体育館から出て行った。

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