第4話 資格の時代 ①
仕事に求められる必要な能力はさまざまである。
雇用者側にとっては人事や採用の際に能力をすぐに理解できると便利であるし、被雇用者にとっても職探しの際に求められている能力が分かると適切な雇用先を選択でき、落とされた時の精神的ショックを受けずとも済む。
また人間関係における必要な能力もさまざまである。
人にやさしく親切にする能力、きちんと自分のために相手を思いやりつつも断る時は断る能力、そして人を愛する能力。
しかし一口で能力と言っても漠然としていて測ることは難しい。
そのためこの程政府は、あらゆる分野における能力を正確に測り、資格を認定することを決定した。
そんな時代、ある若者がふらふらと一軒のバーに入って行った。
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