第4話想い出1

シロネコさんとクロネコさんは


タイムカプセルを埋める計画を立ててます。


「シロ、大人になって結婚してお互い

親になった時にタイムカプセルを

開けようね。約束」


そう言って二匹は約束をしたのでした


埋め終わり、うつむきながらシロネコさんは話出します。


「クロ、ぼくのママがたまに同じ事言うんだ」


[いい?人のやさしさや好意は受け取りなさい。

でも考えて受け取るのよ]


そうよく言われるけど理解できないんだと

シロネコさんはいいます


クロネコさんはこう言いました


「多分だけれど、一度嬉しそうに受け取ると

相手によっては毎回毎回くれる様になり

それが自分の好みでないものまでくれる様になるから

気をつけなさいよ?ってことじゃないのかな」



「あぁ。ぼくのママがクロママに昔してた好意だね」


シロママは、クロネコさんが生まれて間がない頃に


まるで孫が生まれて張り切るおばあちゃんの様に

買い揃えていたようです


クロママとクロパパに

要らない、邪魔、困る しか言われなかったらしいです。


それでもシロママが辞めなかったのは


シロパパ曰く クロ が可哀想だからだと言ってた


「シロママたくさん気にかけてくれてたからなのか

安心するの。でもねママの笑顔は特別なの」


嬉しそうに言うクロネコさん


付け加えるようにに


「シロママがくれた服とかあまり見たことないの

気がつくと無くなっててゴミ袋に入ってたりするから

着る機会とかあんまりなくて、可愛い服とかも

たまにあったけどきれなくていつも適当な服だった」


クロネコさんまでしょんぼりになりました


そこでシロネコさんは


クロネコさんに可愛い服着てもらう為に


翌日、クロネコさんにシロネコ家に


来てもらう様に頼みました。


シロママのお友達は衣装をたくさん持ってる方がいるので


クロネコさんにいろいろ服着て楽しい気分になって

もらおうと思ったからです



翌日


シロネコさん家にて


「クロ、紹介するね。

スタイリストの三毛さんと

カメラマンのライォンさん

メイク担当のシャムさんです」


よろしく。クロ


緊張のあまり頷くことしか出来ませんでした


でもさすがプロだなぁと


程よく緊張感をなこしつつ笑顔をひきだせる


クロネコさんはいい表情で楽しそうながよく伝わります


シロは、感じたことのない感情が身体を駆け巡り


電気が走り体がしびれ熱くなった


それを見ていた、スタイリストの三毛さんが


恋と、はっきりしない甘酸っぱい青春の味


目撃してしまう三毛さん。ほっこりしつつ


撮影は終了した


ご満悦のクロネコさんとドキドキしてるシロネコさん


周りは青春だなぁってながめてました


スタッフさんも帰られ


シロは感情がわからないまま、

クロネコさんを見送る事も出来ず


不思議な思いがいっぱいのシロネコさん


その日を境にシロネコさんとクロネコさんは疎遠

になりました


クロネコさんは社会の荒波に揉まれなが


日々を過ごしていました


そんな時でした。


「・・・クロ・・・」


ん?





つ づ く

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