男の子の神様と女の子の幽霊、二人が旅をしながら喋る金槌や吸血鬼と出会っていくお話です。
ネタバレを避けるため詳しくは言えませんが、このままだと「えっ、それだけ?」と言われるかもしれませんね。
この話の一番の魅力は登場人物にあります。神様くんは神様だけあって、どんなピンチでも動じずに落ち着いています。落ち着きすぎて逆に心配になります。
反対に幽霊ちゃんはそんな神様を見て「どうしましょう神様!」「神様早く!」ってな感じでバタバタと良く動きます。
そんな二人を見ていると、例え特別な事をしていなくてもつい和みます。
二人と仲間たちが織り成す珍道中、途中ハラハラする場面もありますが、重い空気を吹っ飛ばすくらいのほんわかした明るいお話です。