39. 障害年金の申請の際の「病歴・就労状況申立書」について
障害年金とは、国民年金法、厚生年金保険法等に基づき、疾病又は負傷によって、所定の障害の状態になった者に対して支給される公的年金の総称となります。
基礎年金で1〜2級
厚生年金では、1〜3級。
これは、障害者手帳とはまた別の制度ではありますが、こちらのほうが審査は厳しいものになります。
私本人は、精神障害者手帳では3級です。
そのため、障害年金の申請をしても、獲れるのかは多少「賭け」にも近いものがありました。
結果としては、無事にその賭けには勝ったわけですが、そこに至るには、様々な助け(主治医からの診断書など)も受けました。
申請に必要な書類に
「病歴・就労状況申立書」
というものがあります。
内容をザクッと説明すると、「なぜ、いつ、何があって病気になり、何に困っているのか。(なぜ就労できない状態になったのか)」等を書くことです。
これは、手書きでもパソコンに書式をダウンロードしてでもできますが、私はパソコンで打ち込みました。
※今回の話は、私が実際に経験したことでありますが、あくまでも参考程度に読んでいただきたいです。
特に気をつけて書いたことは、
1,自分の「感情」ばかりを書かない
2,客観的に、且つ短く要点を正確に
3,主治医が書いた診断書の内容とある程度合致させる
それぞれ、説明させていただきます。
【自分の「感情」ばかりを書かない】
例えば、「いじめ」が原因であるときに、
「悪口を言われて、辛い気持ちになった」
と書くと、どうにも読み取るための部分が浅い。
「辛い」だけであれこれを理解するのは無理です。
これは案外、「辛い気持ちになったから、どうなったのか」のほうが大切なのかと、個人として思いました。
【客観的に、且つ短く要点を正確に】
自分の言動が、周りからみてどう見えていたのか。その頃に、実際にはどんな状態になっていたのかも、考えました。
【主治医が書いた診断書の内容とある程度合致させる】
別の言い方で言うなら、診断書とまったく違う内容にならないようにすること。
私の場合、大まかには、
「暴力を受けたり、差別的発言をされ(中略)自分は醜いんだとの思考になる(中略)
「自分の存在意義とはなんだろう」と、不安感が芽生えていく。
それに伴い、思考力の低下や、成績も下がり、ぼーっとすることも多くなった」
といった感じで、初めのところはそう書きました。
そして通った審査では、2級16号。
以上のことは、障害年金の申請の際の
「病歴・就労状況申立書」を提出するにあたり、私が個人的に調べ、模索し、何度も作り直しをした末の結末となります。
誰かの、なにかの助けになれば幸いと思い、書いてみました。
ここまで拝読いただき、誠にありがとうございます。
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