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2018年8月20日 06:44 編集済
ツジさん、おはようございます。僕の家は代々浄土真宗なのですが、あれは中国に起源を持つ「浄土教」という仏教とは全く異なる宗教だと思っています。お経は全部で5000部もあるそうですが、そのほとんどが、後世に付け加えられた偽経で、その最たるものが、浄土三部経だと思っているんです。お釈迦様の教えはやはり原始仏教が正伝で、チベットを介した仏教は、お釈迦様の本当の教えを伝えていないんじゃないでしょうか。でないと、つじつまが合いません。お釈迦様が説法をした人は次々に悟りを拓いていったのにたいして、最近は僧侶の方でも悟りを拓いているのか、疑問を呈する人達ばかりだからです。まあ、僕もつきあいがあるので、最後は浄土真宗でお葬式されるんでしょうけど。僕はお釈迦様の教えはもっとシンプルだったのではないかと思っているんです。四諦八正道と、空 (縁起) の教えです。空の教えは最初は何のこっちゃですが、人生経験を経るに従って理解ができるようになりました。自分の外側もがらがら変わっていくし、自分の内面もがらがら変わる経験を十年ほどまえに経験したからです。「不可思議世界の私的考察」も読んでみます。ともあれ、返信有り難うございました。
作者からの返信
村岡様再々の応援メッセージありがとうございます。私事ですが、以前仕事の関係でサウジアラビアで2年間ほど暮らした経験があります。世上言われている、女性の自動車運転禁止は確かにその通りでしたが、本当のところはイスラム教が理由でありません。第一、マホメットの時代に自動車なんかありませんよね。実際は、女性の運転を禁止することで、外国人の運転手の雇用を義務付け、その労働ビザ発給に当たり身元引受人が必要で、その身元引受を有力王族が一手に押さえていて、身元引受料(要するに稼ぎの上前)をはねることで自らの収入を得ていたのです。こうした外国人労働者はサウジだけで500万人はいると言われていました。かわいそうに、エジプト、インド、フィリピンなどから送られてくる出稼ぎ労働者は身分保障もなくまさに奴隷のごとくこき使われ、もう10年も親の顔を見ていないという人も大勢いました。最近、ようやく女性の運転解禁が行われ、一部の悪徳王族に対する処罰も実施され、近代化への一歩が踏み出されたようですが、まだまだ古い利権にからむ王族の嫌がらせもあるようです。このように、宗教は時として、一部の権力者による利殖の道具として使われ、宗教という美名のもとで民が苦しめられることがあります。マホメットが聞くと恐らく嘆き悲しむことでしょう。日本でもオウム真理教のように宗教が誤った方向に利用され、多くの人が犠牲になるという事件もありました。ご指摘の通り、多くの宗教では、始祖の教えが正しく伝承されず、後々の権力者や凡弟子たちによりゆがんだ解釈がなされ、おかしな慣習ばかりが残ることとなります。「仏教と物理学の奇妙な関係」には、こうした私の信念もこめられており、仏教の本質は何かを科学的に検証したい、あるいは検証しないまま「お経」を丸暗唱したくない、という願いも込められています。科学的裏付けのないものは一切信じないと言うと、それは「サイエンス教」とう新興宗教ですかと言われそうですが、まあそれに近いかもしれません。ツジセイゴウ
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ツジさん、おはようございます。
僕の家は代々浄土真宗なのですが、あれは中国に起源を持つ「浄土教」という仏教とは全く異なる宗教だと思っています。
お経は全部で5000部もあるそうですが、そのほとんどが、後世に付け加えられた偽経で、その最たるものが、浄土三部経だと思っているんです。
お釈迦様の教えはやはり原始仏教が正伝で、チベットを介した仏教は、お釈迦様の本当の教えを伝えていないんじゃないでしょうか。
でないと、つじつまが合いません。
お釈迦様が説法をした人は次々に悟りを拓いていったのにたいして、最近は僧侶の方でも悟りを拓いているのか、疑問を呈する人達ばかりだからです。
まあ、僕もつきあいがあるので、最後は浄土真宗でお葬式されるんでしょうけど。
僕はお釈迦様の教えはもっとシンプルだったのではないかと思っているんです。四諦八正道と、空 (縁起) の教えです。空の教えは最初は何のこっちゃですが、人生経験を経るに従って理解ができるようになりました。
自分の外側もがらがら変わっていくし、自分の内面もがらがら変わる経験を十年ほどまえに経験したからです。
「不可思議世界の私的考察」も読んでみます。
ともあれ、返信有り難うございました。
作者からの返信
村岡様
再々の応援メッセージありがとうございます。
私事ですが、以前仕事の関係でサウジアラビアで2年間ほど暮らした経験があります。世上言われている、女性の自動車運転禁止は確かにその通りでしたが、本当のところはイスラム教が理由でありません。第一、マホメットの時代に自動車なんかありませんよね。
実際は、女性の運転を禁止することで、外国人の運転手の雇用を義務付け、その労働ビザ発給に当たり身元引受人が必要で、その身元引受を有力王族が一手に押さえていて、身元引受料(要するに稼ぎの上前)をはねることで自らの収入を得ていたのです。こうした外国人労働者はサウジだけで500万人はいると言われていました。
かわいそうに、エジプト、インド、フィリピンなどから送られてくる出稼ぎ労働者は身分保障もなくまさに奴隷のごとくこき使われ、もう10年も親の顔を見ていないという人も大勢いました。
最近、ようやく女性の運転解禁が行われ、一部の悪徳王族に対する処罰も実施され、近代化への一歩が踏み出されたようですが、まだまだ古い利権にからむ王族の嫌がらせもあるようです。
このように、宗教は時として、一部の権力者による利殖の道具として使われ、宗教という美名のもとで民が苦しめられることがあります。マホメットが聞くと恐らく嘆き悲しむことでしょう。
日本でもオウム真理教のように宗教が誤った方向に利用され、多くの人が犠牲になるという事件もありました。ご指摘の通り、多くの宗教では、始祖の教えが正しく伝承されず、後々の権力者や凡弟子たちによりゆがんだ解釈がなされ、おかしな慣習ばかりが残ることとなります。
「仏教と物理学の奇妙な関係」には、こうした私の信念もこめられており、仏教の本質は何かを科学的に検証したい、あるいは検証しないまま「お経」を丸暗唱したくない、という願いも込められています。科学的裏付けのないものは一切信じないと言うと、それは「サイエンス教」とう新興宗教ですかと言われそうですが、まあそれに近いかもしれません。
ツジセイゴウ