第178話 犬? 狼さん? の親子を、おじさんは助けます(9)
まあ、そういった訳だから。儂は先程も、物語を読んでいる皆に告げた通り、邪な思いで、「ハァ~、ハァ~」と、荒い官能的な吐息と息遣い。「うぅん~、あっ、あああ~」と、嬌声が漏れる方へと視線を向けて──。よくよく凝視してみたら~?
『……ん? なんじゃ~? あれは~?』と。
儂の口から思わず声が漏れそうになるのだが~。儂は『グッ』と、堪えて、耐え忍んだのだよ。
と、いうことはない~。
だから儂は、乱れに乱れた様子のシルフィーに対して「シルフィー君~。君は一体一人で何をしているのかねぇ~?」と、訊ねてみたのだ。
すると彼女は~?
「な、何をしていると申されても~。私をこんな淫らな様子にしたのは閣下なのだから~。ちゃんと私のことも責任をとってくださいね~。あなた~」と。
儂自身が全く記憶にないことをシルフィー君は告げてきたのだ。
と、なれば? 儂の口から漏れる言葉は一つしかないので~。
「ん? シルフィー君~? 一体どう言うことかな~?」と。
相変わらず人目も気にせずに、乱れに乱れた後の様子……。自身の着衣している甲冑は、はだけ……。小さな胸やお尻を曝け出した状態でいるシルフィー君へと儂は、困惑しながら訊ねたのだよ。
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