第164話 娘や三銃士との楽しいキャンプだったはず? (9)
「う~ん、ダメです~! あなたのような、情けの心の無い者には~。これ以上の快楽を与えることなどできません~。わかりましたか~? あなた~?」と。
我が家のマゾな姫さまと同じように、ローラ君もマゾのようで……。儂に対して、快楽の痛みを与える行為をやめると申してきたのだよ。
だから儂も、これ以上の痛みに耐え兼ねながらの、自身への快楽を求める行為をやめようと思うのだよ。
と、いうことだから。儂はローラ君へと。王さまなのに、こんな嘆願を漏らす。
「そんなことを言わないでおくれ~。ローラ君~。儂は今後、君の願いを叶え続けるから~。儂へと愛の慈悲をください~。お願いします~。ローラさま~」と。
さくらの時のように、彼女の愛の奴隷になるから、慈悲をくださいと嘆願をしてしまった。
だからこの後、ローラ君は歓喜──。
「……では、殿下~! 私(わたくし)もさくらさま達と一緒で、皇女扱いなのですから~。我が一族にも領地……。国を興すことを許可くださいね~。わかりましたか~? あなた~?」と。
ローラ君は儂へと、自分も妻のように扱えと申してきたから。
「あああ~。わかったよ~。ローラ~。今からお主は、儂の妻だ……」と。
儂は自身の欲望と快楽に勝てずに、さくらの時と一緒で、妻達には悪いと思いつつも。ローラの要求を仕方なく呑んでしまった。
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