第150話 娘や三銃士との楽しいキャンプ? (9)
だから儂はセリカへと。
「本当にセリカ~。お前だけは~。いつも、いつも。おかしいことばかりを言う~。いい加減にしろ~」
と、怒号を放ったのだ。
すると今度はセリカの奴は、太々しい顔……。不満を募らせたような表情で。
「もう~。パパは~。ことあるごとに、セリカばかりを怒るのだから~。そんなにセリカばかりを怒るのならば~。もう二度とパパのことをセリカは可愛がってあげないのだからね~」
夫である儂の私生活に、支障がでるような言葉を告げ。脅し始めたのだ。
だから儂は、自身の顔色を変えてしまったのだよ。
だって~。セリカの奴は、自害をしようとしていた儂を、時空の扉を開き──。いち早く迎えにきたぐらいだから。夫の儂に対して、本当に優しく接し、尽くしてくれるのだよ。
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