第149話 娘や三銃士との楽しいキャンプ? (8)
儂が自身の脳裏でこんなことを思案していたら、舞君の口からこんな声が漏れてきたのだ。それも大変に嬉しそうな声色で漏れてきたのが儂の耳には聞こえてきたよ。
まあ、この漆黒の闇の中だから、少女の顔の様子までは確認をできない。
でも? 舞君の声色を聞いていれば。彼女が大変に御機嫌なのは窺えるから、おじさんで少女達の保護者である儂は大変に満足──。
わざわざエリカに頼んで、小遣いをもらい。時空の扉を開いてもらい。異世界日本のホームセンターへと足を運んで──。スマートフォンの動画を見ながら、キャンプのセットとバーベキューをするための道具を揃えて良かったと思う。
……ん? 今回の領地拡大の為の遠征──。
それと、娘達とのキャンプのことを妻達は知っているのかだって?
あああ~。もちろん、妻達皆は、今回の件は皆知っているし、公認済みだよ。
さくらの親子以上の関係を求めてくることも相談もしたのだ。
すると妻達は皆口を揃えて、『まあ、仕方がない娘(こ)ですね~』と、笑いながら。夫の儂へと告げてきたのだよ。
それも余り気にした素振りもみせないでね。セリカの奴など『う~ん、セリカのライバルはやはりさくらちゃんだったんだ~? 今後はさくらちゃんにパパを独占されないように気をつけないと~』と。
セリカの奴は又可笑しなことを儂へと告げてきたのだ。
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