第147話 娘や三銃士との楽しいキャンプ? (6)

 う~ん、でも、いくら? 自身の父親が立派で最強だと。ファザコン娘のレイが子供心に思ってくれたとしても。傍から見ている者達は知っての通りで。儂はレイやさくら、三銃士達のように。妖精種の者ではなくて只の人種と言う奴だから。儂は娘の過大な評価に答えてやることはできないのだよ。


 だからレイやさくら……。三銃士の娘さん達にも、今からちゃんと儂の口から説明をしようと思う。


 まあ、そう言った訳だから、儂自身の口を開くことにしたのだ。


『あのなぁ~? レイ~? 舞君~?』とね。


「あっ! そうでした~! レイ様の言う通りで。王様がこの場に居てくれた事を僕自身忘れていました。本当に申し訳御座いません……さくら様にレイ様……。そして国王陛下……」と。


 儂がこの場に居る娘や三銃士達に。普通の人種である儂のことを過大評価しない方が良いと告げようとしたら、舞君がこんな台詞を漏らしたのだ。




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