第138話 娘達とキャンプ? (24)

「そ、そうですか~。皇帝閣下~。この度の領地拡大で武勲をあげれば~。皇帝閣下の御側にいて支える事が可能なの ですね~? じゃ~。僕は~。この度の遠征で~。必ずや敵の将の首を獲り~。皇帝閣下へと捧げてみせますから~。お楽しみにしていてください~」と。


 最初は舞君が、自身の跨る馬の馬上にて、自身の腰に差す、剣を抜き──! 天空へと掲げ始めたのだ。


 儂はそんな、自身の利き腕に握る剣を天空へと掲げながら歓喜に酔い。嬉しそうに剣先を見詰める舞君を凝視しながら『ほ、本当に恐ろしい女子(おなご)だ……』と、本気で思う。


 そして自身の身体を身震いさせるのだよ。本当に彼女のことが恐ろしいからなぁ~。



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