第130話 娘達とキャンプ? (16)

 すると今度は彼女──自身の容姿に不釣り合いな、大型のユニコーンの馬上にて、自身の身体を蛇のようにクネクネと動かし照れ始めだしたのだ。


 その姿は流石に照れ恥ずかしそうにしている乙女……。


 それも? カマエルの美少女と言う奴だから舞君もね。


 だから儂自身も年甲斐もなく、自身の年齢を忘れて舞君の照れ恥ずかしそうにする容姿に……。自身の鼻下を伸ばし、顔を緩めながら魅入り。見惚れてしまった。本当に情けないおじさん……。


 まあ、そんな変態爺みたいに、自身の顔を緩ませながら舞君の照れるさまに見惚れていると。


「王さま~。今後の私達の行動や策を練り行動をしているのは舞だけでは御座いません~。私シルフィーだって~。王さまや姫さま二人の為にと、色々な妙計を案じて~。用意をしているので~。王さまは、私シルフィーの事も忘れずに頼り。色々な事を尋ねてください~。お願いします~」


 王である儂が、舞君のことを信頼して褒め称えていると。今度はエルフのシルフィー君が、儂と舞君との会話に対して不満を告げてきたのだよ。


 儂に舞君ばかりを褒め称え頼るのではなくて。自分シルフィーも妙計を案じて行動をとっているかのだから、王の儂に自分にも相談……頼って欲しいのだと。儂に不満を告げてきたのだよ。


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