第125話 娘達とキャンプ? (11)

 う~ん、でも?


 さくらの儂へと、度が過ぎるほど甘える様子の方は取り敢えず置いておいてと。娘二人の自身の父親へと甘える様子を凝視すれば。産まれたその日から子供達皆は、各妻達に任せっきり……。


 夫である儂自身は、昨日までは別れた妻以外に子がいるとも知らずに放置……。


 さくらやレイを父親である儂が凝視して確認をしてみたら。二人揃って大人びようとしてはいるのだが。未だ幼さも残り少女なのだ。


 だから初めて逢う父親に甘えたいのも仕方がない気もする。幼児期には父親である儂に甘えることも叶わなかったのだから、二人が妙に儂に擦り寄り甘えるのは仕方がないことだから。


 父親である儂は、娘二人が甘えてくる行為を素直に受け入れ、受け止めることにする。

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