第122話 娘達とキャンプ? (8)
う~ん、それに?
傍から見ている者達も知っての通りで、儂の妻達四人は揃いも揃って美人のお妃さまの上に、オッパイだって、今にもはち切れんばかりの巨乳の持ち主であり。常に自身の豊満な女性のシンボルを傲慢に、たゆんたゆんと揺れ動かしている大人の女性達なのだよ。
だから儂は、未だ幼い娘や少女達に言い寄り邪悪戯行為をする程女性には苦労もしていなし。飢えてもいないから。先ずさくらに邪な思いを寄せて、破廉恥で鬼畜な行為意をすることはあり得ない。
だって昨晩から夜明けまでの妻達への奉公の為に、儂は足腰が痛くて仕方がない上に。儂の御自慢のトマホークの方も、敵の艦艇を轟沈させる程の命中力と勢いもないぐらいだから。実娘に邪な想いをすることはあり得ないから。三銃士のお嬢ちゃん達の誤解だということなのだ。
まあ、とにかく、お子さま三人に愚弄されて罵られた儂は、本当に不満で仕方がない。
そんなことを自身の脳裏で思案をしていると。
「……でも、皇帝陛下は? さくら様の術にはまり、食されたのですよね~?」
『ぼく、ぼく』お嬢のカマエルの舞が、儂にこんなことを訊ねてきたのだ。
儂はさくらに食べられたのか? とね。
う~ん、これも?
儂が先程から自身の脳裏で、不満と愚痴を漏らしているから、皆も知っての通りで。儂は先程さくらに美味そうに食べられてしまったことは間違いないので。
「あああ~。先程。少々、自身の身体が痛かったのだが、儂はさくらに食べられてしまったが。それが、どうかしたのかぁ~?」と。
儂は少女なのに、『ぼく、ぼく』と、自分のことを呼ぶ、アニメやマンガ、ライトノベルのヒロインの一人のような物言いをする舞へと言葉を返したのだよ。
すると舞は、儂の言葉を聞き──。
「じゃ、やっぱり、さくら様は、皇帝陛下の子をお腹に宿していますよ~」と。
舞は恐ろしい言葉を儂へと告げてくる。
となれば?
儂の口から放たれる言葉は。
「えぇえええ~! うそぉおおお~! さくらが儂の子を身籠っているってどう言う意味だぁあああ~? 儂には、お前達皆が話す言葉の意味が全くわからないし。理解もできない~! だからもう少し、儂のわかりやすいように説明をしてくれぇえええ~! お願いだからぁあああ~! でないと~? 儂は母さん達にさくらの件を責められた時に。どのように説明をして誤解を解いてよいかわからないからぁあああ~! 頼むよぉおおお~! さくらとレイ~! それと三銃士のお嬢さん達……。頼むからぁあああ~! お父さんのわかりやすい言葉で説明をしてください~! お願いします~!」
と。只々儂は、絶叫交じりの嘆願を年端もいかない少女達五人に涙を流しながら告げることしかできなかった。
だからやはりこれも、儂の業と言う奴かの~?
儂の第二の人生と言う奴もロクな目に遭わない。前途多難になるのではないか? と、儂は思い。危惧しながらお嬢さま達の回答を待つのであった。
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