第121話 娘達とキャンプ? (7)
最後のローラと呼ばれるダークエルフの少女は、我が家の長女のお姫さま並みに訳の解らない言葉を儂とさくらへと告げてくるから。
「はぁあああ~。き、君~。ローラ君だっけぇえええ~? おじさん相手に、大人をからかう……。というよりも? 儂が理解できない訳の解らない言葉を言わないでおくれぇえええ~。儂がまた娘二人に誤解されてしまう~。それに儂とさくらは親子だぁあああ~。子ができるような疚(やま)しい行為などまったくしていないからぁあああ~。儂とさくらとの間には、子などできぬ~。わかったかぁあああ~? お嬢ちゃん達三人~?」と。
儂は、お子様なお嬢さま三銃士達に、猿のように赤面しながら怒号を放ってやったのだ。
儂とさくらが親子なのに、床を一緒にして夫婦のような営みをしたから子ができたと。
だからお子様三銃士達は、儂とさくらに『お幸せになってください~』と祝福の言葉をくれたのだから可笑しい。
実際儂も何度も言い訳を、自身の脳内で漏らすのだが。
さくらと初めて逢ったのは、昨日のショッピングモールで親子の対面をしたのが初めてで。先程もさくらに儂は蜘蛛やカマキリのオス達のように歓喜──。嬌声を漏らしながら食されてはしまったが。
さくらと交わり、夫婦の営みなどこなしていないから、お嬢ちゃん達の全部誤解だから三人に怒号を放ったのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます