第119話 娘達とキャンプ? (5)
「う~ん、仕方がないですね。この度だけですよ。さくら姉様にお付き合いをするのは……。それに、さくら姉様~。お父様にバンパイヤレイジではなくて、あんな下品な禁断の魔法を使用して血肉を自分の糧にしたみたいですが~? そのことがばれて、お母様達に叱られても、妾は知りませんからね~?」
儂が自身の脳裏で不満を多々募らせながら思案を続けていると、レイの口から、姉であるさくらへと呆れたような声色でこんな台詞が吐かれる。
だから儂は、『禁断の魔法とは何? 何? 何だぁあああ~?』と、思いながら、自身の顔色を変えていると。
「さくら様~。この度はおめでとうございます~」
「さくら殿下~。お幸せになってくださいね~。僕達も今後も陰ながらさくらさま……だけではなく。皇帝閣下の事もお守りしますね~」
「私(わたくし)達も鼻が高いですわ~。さくらさま~。閣下の子を身籠ったのですから~」と。
また三人のバカ娘達……ではなくて。さくら直属の三銃士の奴らが。さくらに訳の解らない言葉を漏らしながら褒め称えるのだ。
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