第116話 いざ出発!(2)
まあ、こんな様子の気落ちをした王さまになったばかりの儂に、さくらが自身の持つ最強の兵達だからと、共として連れてきた者達から。自分達がいるから大丈夫だからと安心するようにと、有り難い言葉を頂いたのだよ。
儂は、こんな感じでね。
「大丈夫ですよ~。王様~! 我らがいるかぎり。敵に対して不覚はとりませんから心配しないでください~!」
「そうですよ~。皇帝閣下~。僕たちがいれば大丈夫ですよ~。何も心配しないでください~」
「うん、うん、そうですよ~。シルフィーと舞の言う通りで。私(わたくし)達さくら様直属の三銃士と。姫様二人がいれば、どんな強者の敵兵達であろうとも容易く撃退──。さくら様の領地等いとも容易く手に入れる事もできますよ~。だから心配しないでください~。閣下~」とね。
でッ、最後には何故か? さくらの手誰として連れてこられたレイの姿が……。
「何でぇえええ~? 私が、さくら姉さまの配下として従軍をしないといけないのですかぁあああ~? ちゃんと説明をしてください~。さくら姉さま~?」
まあ、レイの奴の様子を傍から見ればわかる通りで。父親の儂と一緒でレイの奴もさくらの我儘に付き合わされたのだろうなぁ~? と、儂は思いながら。レイの様子を見ていると。
「いいではないですか~。レイ~。沢山所領が手に入れば、貴女にも少しはわけてあげるので、姉の遊びにつきあいなさい~。いいですか~? わかりましたかぁ~? レイ~?」と。
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