第102話 日本ではない別の世界の朝……。 (8)
う~ん、でも? 儂が娘のさくらに父親らしい諫めの言葉を告げても。娘のさくらは、全く気にもしない素振りなのだ。
だって儂の娘はこんな感じで、父親の儂へと不満を告げてくるのだよ。
「……ん? 何でお父様は、わらわと男女の恋愛関係になるのが悲しいのですか~? それにわらわは、そんなにも他人に後ろ指を指されるような邪な行為をした記憶は御座いませんが~? 何かお父様の気が障る行為をしましたかぁ~?」と。
さくらは父親の儂へと訊ねてくる。
それもまた父親の儂へと、優艶な行為──。自身の小さくてしなやかな指を、儂の腹部の下へと優艶に忍ばせながら告げてくる。
でッ、腹部の下にある物に振れ触りながら。
「それとお父様はぁ~。わらわがお父様へと注ぐ愛情が不快だと申してきましたが。お父様のここは、わらわの優しい愛情表現と行為を嬉しいと喜び満喫……堪能をしているではないですか~?」と。
儂に告げてくるのだ。
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